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ルイの9番目の人生【ネタバレ感想】生まれてから8回も生死をさまよう大事故を経験してきたルイが迎える結末とは?

こんばんは!asamiです!

今回は、1月に公開されたものの地元では上映されず、ちょっと遅れての上映となったこちらのレビューをしていきます!

 

「ルイの9番目の人生」

 

 

ATTENTION

この記事にはネタバレを含む項目があります。
気になる人は、目次をご利用ください。

 

予告動画

あらすじ

 

8歳のルイ(エイダン・ロングワース)は、生まれた時から今に至るまでにとても奇妙な体験をしてきた。
これまでに8回も生死をさまよう大事故に遭ってきたのだ。
それでも毎回一命を取り留めて、大好きなママ(サラ・ガドン)とパパ(アーロン・ポール)と一緒に暮らしている。
しかし、9歳の誕生日に家族でピクニックに出かけた時に崖から転落してしまう。
なんとか一命は取り留めたが、全身を骨折していて植物状態になってしまったルイ。
その場にいたパパは行方不明となっている。
彼を担当することになった小児神経科医のアラン(ジェイミー・ドーナン)は、彼のこれまでの不可解な人生に疑問を抱くようになり独自に調査を始める。
ルイはなぜこんなに何度も生死をさまようことになったのか。
調査するうちに、次第に周囲で不思議な出来事が起き始めてくる。

 

主な登場人物

 

ルイ(エイダン・ロングワース)

 

8歳のちょっと生意気な少年。
生まれてから今に至るまでに8回も生死をさまよう大事故に遭ってきた。
そして9歳になる誕生日、家族でピクニックへ出かけた際に、崖から転落するというまたしても大事故に遭ってしまう。
なぜルイはこんなにも事故にあっているのだろうか。

 

 

ナタリー(サラ・ガドン)

 

ルイの母親。ルイとは心が繋がっていると思って溺愛している。
何度も生死をさまよう事故に遭うルイを、とても心配している模様。
めちゃくちゃキレイなので、男が群がることもしばしば?

 

 

ピーター(アーロン・ポール)

 

ルイの父親。
ルイとはいろいろ話す仲であり、時々2人で出かけたりもした。
しかし、酒を飲むと変わってしまうため、ナタリーと喧嘩をすることも多く、ついには家を出ていってしまう。
ルイの誕生日にピクニックに行くために来たが、ルイが転落してからは行方不明となっている。

 

 

アラン(ジェイミー・ドーナン)

 

ルイが運ばれた病院で働く小児神経科の医師。
ルイの担当医となる。
不可解なことが起き出してからは、独自に捜査をするようになる。
奥さんがいるが、ナタリーの美しさにちょっと目移り?

 

 

Dr.ペレーズ(オリヴァー・プラット)

 

ルイが通っていたカウンセリングの心理カウンセラー。
ルイとは結構いろんな話をする仲である。
ルイの本当の姿を知っている重要人物でもある。

 

 

 

 

どんな映画だった?

 

なんとか一命を取り留めたルイ

 

アカデミー賞監督の意思を受け継いで映画化!

 

この作品は世界的に大ヒットした小説を映画化したものです。
アカデミー賞監督のアンソニー・ミンゲラが映画化を強く望んでいたんだけれど、2008年に他界。
しかし息子のマックス・ミンゲラがその思いを実現すべくプロデューサ兼脚本家として映画化が成功したというすごい作品ですね!

内容は重いのだけれど、明るいシーンもあったりちょっと怖いシーンもあったりと変わった雰囲気だなぁと思いました。
最後に衝撃を受けるような展開にする流れになっているんだけれど、途中から結構犯人わかっちゃいます。笑

 

雰囲気は「怪物はささやく」に似ているなぁと思いました。

 

 

 

同性に嫌われる女は要注意(ネタバレ)

 

一方では息子が死にかけていて、
また一方では奥さんがいるのによくこんなことできるよね

 

この映画はネタバレしないと感想書きにくいため、ここからは完全にネタバレさせていただきます!

これから観る予定の人は読まないほうが楽しめますよ。

 

ルイが転落して昏睡状態になってから、父親も行方不明になっていることもあって警察が捜査を始めているんだけれど、その間にルイの母親ナタリーと担当医のアランが急接近するんですよ。
なんつーか、男っていうのはキレイな人が泣いていたらコロッといってしまうもんなんですかね?

ナタリーも、計算しているのか天然なのかがよくわからないんだけれど、とにかくキレイだから男が寄ってくるのです。
その男たちにイライラしましたw

アランって奥さんいるんですよ。
それなのにルイを心配して不安がっているナタリーを見ちゃったらもう放っておけないみたいで、最終的には体の関係にまで及んでしまうっていうアホっぷり。
このイライラは最後の最後まで続きますよ。
最後とか本当に最悪ですからね😠

そして、ナタリーは女刑事や義理の母には結構嫌われているんですよね。
男には好かれるけれど、女には嫌われる女。
周りにいませんか?同性に嫌われている人。
そういう人ってかなりの確率で性格悪いですよね・・・。
だから注意しないといけないのに、男ってほんとバカ!!!笑

 

 

夢の中に現れるシーモンスターの正体は?(ネタバレ)

 

すごい気持ち悪い見た目だけれど、真相がわかると泣ける

 

崖から海に転落して大怪我を負っているルイは、一命は取り留めたものの昏睡状態になってしまいます。
ルイはその状態で沢山の夢を見ているんだけれど、その夢の中に登場するちょっと気持ち悪いシーモンスターがいるんです。
このモンスターはルイと普通におしゃべりする仲。
最初はなんで現れるのかわからなかったんですが、後半になると遂に正体がわかるんです。

 

正体はなんと・・・

 

行方不明の父親ピーターだったんです!!

 

これはわかりませんでした。
でも、正体がわかってからはとても悲しい気持ちになりましたね・・・。
だって、ピーターはピクニックに行った時にルイと同じで崖から転落して死んでしまっていたんだもの。。
実は、ピーターはルイとは血が繋がっていないんです。
そして酒乱っていうのもあって、最初は行方不明のピーターが容疑者ではないかって疑われていたんですよね。

でも、実際は血が繋がっていなくてもルイのことを想ってくれるとても優しい父親でした😭

 

ルイの事故の秘密が明かされる!(ネタバレ)

 

その涙は、うれし涙?悲し涙?

 

さて、生まれてから9歳の誕生日を迎えるまで、合計で9回も生死をさまよう大事故にあっているルイくん。
なぜそんなにも事故にばかりあっているのかついに謎が明かされます。

 

モロネタバレになるのですが・・・

 

 

全ては母親ナタリーの仕業でした!!

 

これに関しては、上でも話していたように同性に嫌われている女は怪しいぞって思っていたのでそこまでビックリはしなかったかな。
でもこれにはわけがあったんです。。

実はナタリーは、ミュンヒハウゼン症候群っていう精神病だったんです。

どんな病気かっていうと、自分は可哀想な人間だという行動をとって周囲の人間から同情してもらうことで幸せを感じるというもの。
その幸せを感じるために、ルイを利用していたってわけ。
かなりひどい虐待です。
そのシーンが出てくるけれど、見ていて辛くなりました。
ここまでするんだなと。
ピーターも薄々わかっていたみたい。

でもねー、ルイも成長するにつれてそれがわかってくるんですよね。
だから、ルイはいつも母親の顔色を伺いながら生活していたんだと思う。
自分が死にそうになればママは幸せだし、もっと自分を愛してくれると。

ピクニックに行った時、口論の末に崖からピーターを突き落としてしまったナタリーは、ルイに助けを求めてくるんです。
でも、ルイは自分がどうすればママが幸せになるのかわかっていたんですよね。
だから自ら後ずさりをして転落したのです。
かわいそうすぎる・・・😭

ナタリーが精神病を患っていることに気づかなかった医師のアランは、関係を持った結果ナタリーのお腹には・・・😱😱😱

もうね・・・バカとしか言えないよ。
観終わってからもずっと胸糞悪かったです。

 

個人評価は?

 

後半になるにつれて真相がハッキリしてくるので結果的に面白いと思ったけれど、前半はちょっと眠くなってしまいました。
ファンタジーのようなホラーのような、なんとも言えない雰囲気の映画です。
こういう病の母親に育てられている子供が世の中には沢山いるかもしれないと思うと、とても怖いです・・・

 

me

個人評価は3.5です!

7 COMMENTS

杏子

あらすじを読んだ時にもしかして…と思ったのですが、そうでした(笑)
ミュンヒハウゼン症候群って世界仰天ニュース(テレビをあまり観ない私が必ず観てる番組です)
で何度か取り上げられていましたが、ほんとに異常ですよね。
でもこの病気のせいで殺人を繰り返したりする人っているみたいですね。
日本ではあまり聞かないみたいですが…
男ってほんとにバカですよね(笑)

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asami

似たような話を聞いたことがあったんですが、こんな病気あるんですね!本当に怖いと思いました。
犠牲になる子供がかわいそう・・・(T_T)
男は女を外見でしか見ていないんでしょうか・・・本当にアホすぎて笑っちゃいました(^_^;)

返信する
kamoko

なるほど~そんな展開だったんですねー
自分がヒーローになるために、火をつけて回る消防士みたいなものですね。

断崖絶壁から落ちる、とか、それでも親のことを思う子、というところは、「鬼畜」にちょっとだけ似てるかな?

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asami

そうだったんですよー!
まさにそんな感じです。悲劇のヒロインを演じて注目されたい的な。
未見ですが「鬼畜」もそんな感じの作品なんですね!

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Kamoko

「鬼畜」は、内容は全然違いますけど、クソみたいな親を子が庇うところが泣かせます。
子供にとっては、親、なんですよね。。悲劇です。

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いごっそう612

なかなか興味深い映画ですね~。こういう系けっこう好きです。
「ミュンヒハウゼン症候群」ヤバいですね‥‥そんな病気があったとは…
ネタバレ読んでしまったけど観てみたいです。

「怪物はささやく」借りるの忘れてました(笑)
借りにいかねば!

返信する
asami

こういう系好きなら是非オススメします!
私もこんな病気があったなんて知らなかったので、すごい怖いなぁと思いました(・_・;
ネタバレしちゃうと衝撃度がなくなってしまいますが、「怪物はささやく」に似ていてダークファンタジーな感じだったので、是非両方見てみてください☆

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