ぼくの名前はズッキーニ【ネタバレ感想】孤児院に送られた少年が自分の居場所を見つける物語

こんにちは、asamiです。

今回ご紹介するのはストップモーション・アニメーション映画「ぼくの名前はズッキーニ」です!

ずっと観たかった映画だったので、レンタル開始されたと聞きすぐさま借りてきました!

 

ぼくの名前はズッキーニ

 

この記事にはネタバレを含む項目があります。
気になる方は、目次をご利用ください。

 

予告動画

 

予告だけで泣きそうになります・・・😢

あらすじ

 

アルコール依存症の母親と二人で暮らしている9歳のズッキーニは、屋根裏部屋でいつも絵を描いたり凧を飛ばして遊んでいる。
ある日ズッキーニは、母親が飲み捨てた空き缶を集めてタワーを作っていた。
しかし、その時起きた出来事で、ズッキーニは突然母親を亡くしてしまう。
事件を担当した警察官のレイモンは、事情を聞きズッキーニを孤児院へ連れて行くことに。
そこでは以前から暮らしているクラスメイトと一緒に新しい生活を始めていかなければならなかった。

主な登場人物

 

ズッキーニ

 

アルコール依存症の母親と暮らしている9歳の少年。
本名はイカールだが、母親が呼んでいたズッキーニという名前を大切にしている。
ある日、不慮の事故で母親を亡くし、孤児院に送られることになる。

 

シモン

 

孤児院ではリーダー的存在。
新しい子にはいじわるをするが、本当はとても優しい子。

 

カミーユ

 

ズッキーニの後に孤児院に入ってきた女の子。
明るくて優しい雰囲気で、孤児院のみんなを笑顔にしてくれる存在。

 

アメッド

 

大親友のジュジュブといつも一緒にいる。
純粋で恐竜やロボットが大好き。

 

ジュジュブ

 

アメッドの大親友。
食いしん坊で食べることが大好き。

 

アリス

 

いつもほとんど喋らず、片目を髪の毛で隠している。
カミーユが来たことで、少しずつ明るさを取り戻していく。

 

ベアトリス

 

優しくていつもみんなを気遣っている女の子。

 

レイモン

 

ズッキーニの母親が亡くなった事故を担当した警察官。
定期的に孤児院を訪れ、ズッキーニを気にかける優しい人。

 

 

作品について

 

この映画は、フランスの小説家ジル・パリス氏の小説「奇跡の子」の新装訂正版である「僕の名前はズッキーニ」が原作です。

 

 

 

監督はクロード・バラス氏。
スイス出身で、これまでにいくつかの短編映画の監督を務めていて、「ぼくの名前はズッキーニ」が初の長編映画だそうです。ちなみにこの映画は、スイスとフランスの合作映画となっています。

この映画は、第89回アカデミー賞にて、長編アニメ映画賞にノミネートされた他、外国語映画賞ではスイス代表として出品されました。

観た人みんなを感動の渦にまきこみ、全米映画批評サイトRotten Tomatoesではなんと満足度100%という高評価を得ました!(現在では98%ですがそれでもすごい!)

 

観た感想

 

あちゃみ
めっちゃ泣いたー😭😭😭

 

この映画、涙なしでは観られません。。

66分という上映時間ですが、その中に孤児院で暮らす子供たちの思いがぎゅーっと詰まっていて、幼いながらも子供ってどんなに繊細なんだろうと、観ていて心が痛みました。

血が繋がっているのが家族とは限らない。
家族の形っていろいろあるんだなーって気付かされる映画です。

ディズニーの「リメンバー・ミー」とは真逆だと言っている方がいましたが、まさに真逆でしたね。

 

メイキングに注目

ぼくの名前はズッキーニ

 

製作するのに長い年月が必要となる、ストップモーション・アニメーション

通常、仕上がった作品に別に録音した声を最後に合わせるのが一般的ですが、この映画は声を担当した役者に実際に演技をしてもらった音を録音し、アニメーションを合わせていくという方法で製作したそうです。

YouTubeにメイキング映像があったんですが、実際のシーンも声優さんが動いて演じていてすごく面白かったです。

子供たちの家庭環境(ネタバレあり)

ぼくの名前はズッキーニ

羨ましそうに親子を見つめるみんな

ズッキーニを含め、孤児院の子供たちの家庭環境はとてもひどいものでした。

ズッキーニは母親がアル中、父親は女を作って出て行っています。
そして母親はちょっとしたアクシデントで階段から落ちて死んでしまいます。

孤児院のリーダーシモンは、両親ともにヤク中。

アメッドの父親は、強盗で刑務所行き。

ジュジュブの母親は、精神的におかしくなっておそらく病院行き。

アリスの父親は、おそらくアリスに性的な暴力をして刑務所行き。

ベアトリスの母親は、アフリカへ強制退去させられたそう。

後から入ってきたカミーユの母親は、他に男を作ったという理由で父親に殺され、父親も自殺。
その後叔母が引き取るも、叔母も毒叔母。

とても複雑な家庭環境ですよね・・・。

はたから見たら、最低な親だと誰もが思うはず。
子供を育てる価値もないと。

でもそんな最低な親でも、子供たちにはたった一人の親なんです。
ズッキーニが母親との思い出と言ってお酒の空き缶を大事に持っているんですが、それがもう可哀想で・・・それでも母親のことを愛しているんだなって思うと涙が止まりませんでした。

 

余談なんですが、自分の家の隣に住む家族もちょっと怪しいんですよね。
母親が小学生の子供を怒鳴り散らしている声がしょっちゅう聞こえてきて心配です・・・。

言っている言葉がもう暴力的で・・・。

「お前みたいなバカは〜」とか、「だからおまえはバカなんだよ」とか、「ふざけんなバーカ!!」とか「普通の生活させてよ!!」とか・・・これ、全部怒鳴りながら言ってます。
こんなの親が子供に言う言葉?笑
なんていうか、日頃のストレスを子供にただぶつけているだけなんですよね。
母親見ていてもよくわかるんだけど、自治会の集まりにも時間通りに来られないようなだらしない人です。
自分にも余裕がないから、子供が鬱陶しいんでしょうね・・・。

なんだかちょっと心配なので、必要な時は通報も考えてます。

余談でした。

 

シモンの優しさ(ネタバレあり)

ぼくの名前はズッキーニ

ほんとは泣きたいのに、そんな姿は誰にも見せないシモン

ズッキーニが暮らすことになった孤児院には、シモンというリーダー的存在の男の子がいます。

最初はズッキーニにいじわるをしていたので、かわいくないなーと思っていたんだけど、すぐに印象が変わるんです。

シモンは大人の話をよく聞いて察することができる賢い子。
なぜ孤児院に来たか話さないズッキーニにいじわるしていたけど、先生とズッキーニのやり取りを察してからは自分から心を開いて歩み寄っていきます。
本当は誰よりも寂しがりやなのに、その気持ちは口には出しません。

ズッキーニとカミーユがレイモンに引き取られることになった時も、本当はずっと一緒にいたいのに反対の態度をとるところがまた泣ける😭

クラスメイトみんなを家族だと思っていて、そして自分がみんなを守ってあげると思っている本当に優しい子でした。

まだ子供なんだから、ここまで周りの空気を読んで自分の気持ちを押し殺さなくてもいいのに。

そんなふうにしなければならないようにした親が本当に許せないです・・・。

 

吹き替え版ががっかりなわけ

ぼくの名前はズッキーニ

“子供の天気”と称するみんなの今日の気分。シモンだけが・・・😢

私は洋画を観る時はいつも字幕で観ています。
「ぼくの名前はズッキーニ」ももちろん字幕で観ました。
でも、観終わった後に吹き替え版のキャストを観て驚いたんです。

子供の役を大人の俳優がやっていたんですよ。

ズッキーニは峯田和伸、カミーユは麻生久美子、シモンは浪川大輔 etc…

もともと吹き替えで観る気ないのでとりあえず吹き替え版予告動画を観てみたんですが、違和感しかなかった。。

もともとは、ちゃんと子供の役者さんが演じているし、キャラクターの年齢も9歳とか10歳とかなのに・・・

9歳で声変わりしてるっておかしくね?

まぁ、早く声変わりしちゃったっていう設定なのかなw

でもね、吹き替え版のキャストが大人なのには訳があるんだなと気づいたんです。

ストーリーの中に、子供たちがSEXについて話すシーンがあって、子供ながらに結構リアルなことを話しているんですよ。
表現がすっごく面白くてかわいいなぁって、思わず笑顔になってしまうシーンなんですが。

きっと、育った環境が環境なだけに、おそらく親の行為を見ていたりAVなどを観る機会もあったんでしょうね。

それを吹き替え版で子供にしゃべらせるのは、おそらく日本ではやらないだろうなと。
悪影響だとか言って親からクレーム来そうじゃん。笑

なので、これが吹き替え版のキャストが大人になった最大の理由かなーなんて思いました。

下ネタをどのようにしゃべっていたのかだけは気になるかも・・・笑

 

個人評価は?

 

いやー観終わって1日経ちましたが、結構引きずっています😭

自分のことしか考えられない人間は、子供なんか作らなければいいのにって思います。
とはいえ、子供ができてからいろいろ変わってしまったんだろうけど。

血が繋がっていても子供を捨てたり逆に親を捨てる子供もいるし、血が繋がっていなくても家族のように支えあって生きていく人たちもいるし、家族って必ずしも血の繋がりがなければいけないってことじゃないですね。
なんだか、「万引き家族」を思い出してしまいました・・・。

ハッピーエンドと言っていいのかわかりませんが、ズッキーニや他の子たちが幸せに暮らしていけますように・・・。

沢山の毒親どもに観せてあげたいです・・・。

 

あちゃみ
個人評価は4.0です!(5点満点中)

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Commentsこの記事についたコメント

2件のコメント
  • いごっそう612

    かなり高評価の映画ですね、時間も短いし観やすそう~。

    近年子供の虐待が最多記録を更新しているそうですね。
    記事でも書かれてましたが、親に余裕が無い人も多いかも知れません。
    仕事も年々業務量増えませんか?しかも、夫婦共働きで働きながら育児している方も多いです。
    現在の政治は子供を育てる環境に無いのかも知れません。
    少子化対策の為にも、子供を育てやすい親にも余裕ができる環境を作って欲しいですね。

    ちょっと堅苦しくなってスイマセン

    10月 8, 2018 7:59 pm
    • asami

      すごく良かったですよー!
      あっという間に観終わってしまいました。

      虐待、多いですよねー(^_^;)
      共働きじゃないと生活していけないし、それで育児って相当大変ですよね。。

      おっしゃる通り、日本は子供を育てる環境ではないと思います。
      待機児童も多いし、なんとかならないんですかねー。。
      私、まだ子供いないですが、ぶっちゃけ最近は子供作るべきかどうか悩んでます。。
      日本は子供にとって幸せとは言えないです。。

      10月 8, 2018 10:48 pm

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