今日は、「若おかみは小学生!」のご紹介です!
はい、まさかのアニメ映画です。笑
アニメはエヴァンゲリオン以外ほとんど観ない私ですが、号泣するという噂を聞いていたので、上映終了間近に鑑賞してきました!
それでは、ネタバレを含めた感想を書いていこうと思います!
この記事にはネタバレを含む項目があります。
気になる方は、目次をご利用ください。
予告動画
あらすじ
小学6年生のおっこは、お父さんとお母さんと3人で出かけた帰り道に交通事故にあってしまう。
おっこは奇跡的に無傷だったが、お父さんとお母さんは帰らぬ人となってしまった。
その後、おばあちゃんが経営している旅館「春の屋」で暮らすことになったおっこは、旅館に住みついているというユーレイのウリ坊と出会う。
何かと話し相手になってくれるうウリ坊だが、おっこはウリ坊の強い願いで「春の屋」の若おかみとして修業することになるのだった。
主な登場人物
おっこ(声:小林星蘭)
12歳の小学6年生。
交通事故で両親を亡くしてしまう。
その後、おばあちゃんが営む旅館「春の屋」の若おかみとして修業することになる。
旅館に住みつくユーレイ・ウリ坊に出会い、仲良くなっていく。
ウリ坊(声:松田颯水)
おばあちゃんが営む旅館「春の屋」に住みつくユーレイ。
おばあちゃんの幼馴染で初恋の人。
「春の屋」でいつもみんなを見守っている。
関峰子(声:一龍斎春水)
おっこのおばあちゃん。
旅館「春の屋」を営む女将。
厳しいけれどもとても優しい。
ウリ坊の幼馴染。
真月(声:水樹奈々)
おっこが転校した小学校のクラスメイト。
花の湯温泉で一番有名な大旅館「秋好旅館」の跡取り娘。
プライドが高くてちょっといじわるだけど、根はしっかり者の努力家。
美陽(声:遠藤璃菜)
おっこの前に突然現れたユーレイ。
実は真月が生まれる前に亡くなった姉。
真月のことを大切に見守っている。
ユーレイだけど、物を動かせる力がある。
鈴鬼(声:小桜エツコ)
おじいちゃんが昔買った鈴に住みついていた子鬼。
お客さんを呼び寄せてくれている。
食いしん坊で、旅館の料理を盗み食いするのが得意。
関正次・咲子(声:薬丸裕英・鈴木杏樹)
おっこの両親。
仲良し夫婦でおっこのこともとても大事にしていたが、交通事故で2人とも亡くなってしまう。
作品について
劇場版「若おかみは小学生!」は、児童文学作家の令丈ヒロ子さんによる小説「若おかみは小学生!」が原作です。
「若おかみは小学生!」は、アニメ化もしています。
原作は、累計発行部数が300万部以上というものすごい売り上げを達成していて、待望の劇場版製作となりました。
監督は、高坂希太郎監督。
これまでに、「茄子 アンダルシアの夏」の監督を務めたり、数多くのスタジオジブリ作品にも関わってきた人です!
劇場版では、テレビシリーズからの声優さんの他に、子役の小林星蘭や薬丸裕英、鈴木杏樹、ホラン千秋などの豪華?キャストも参加しております。
交通事故で両親を亡くし、祖母の営む旅館で若おかみになるために修業をすることになった小学生のおっこが、いろんな人たちと出会いながら成長していく感動ストーリーです!
観た感想
me
ナメてました。
これは人気があるのもわかるわぁー!
今年一番って言っている人もチラホラいるけど、わかる気がするわぁ。
こういう感じの絵にちょっと抵抗があったので、子供っぽい内容なんだろうなぁって思っていたんだけど、どちらかというと大人向けなんじゃないかってくらい内容は重かったですよ。
会場には数人の大人しかいなかったんだけど、鼻水すする音が結構聞こえていました。
私も危うく大号泣スイッチが入るところでしたよ(^_^;)
単純な話ではなかった
この映画、あらすじ読んだ感じだと、交通事故で両親を亡くしたおっこが、祖母が営む旅館の若おかみになるために修業をして成長するストーリなんだなって思いますよね。
確かに大きな流れとしてはそれで間違いないんですが、ユーレイのウリ坊や美陽、同級生のライバル真月、そして旅館の宿泊客など、おっこが出会う人たちのいろんな想いも描かれているので、感動の波が何回も来て終始ウルウルしていました。
後半なんて、宿泊しに来たお客さんの事情を聞いてビックリしましたからね。
泊まりに来る理由って、ただ旅行がしたかったからっていうだけではないんですよね。
それぞれにいろんな想いがあってこの旅館に来ているんだっていうこと、そしてその想いにこたえようとするおっこの一生懸命さに感動しました。
おっこの明るさが逆に苦しい(ネタバレあり)
交通事故で両親を亡くしたおっこですが、なぜかすごく明るいんです。
おばあちゃんちに行くときだって、誰もいない家に向かって「行ってきます」と言って出て行くおっこ。
そして時々見る両親と一緒に過ごしている夢。
実はおっこは、両親の死を完全に受け入れられていないんです。
なんていうか、死んでしまったとわかっているけれど、生きていると思いたい、生きていると思っているような感じ。
それに、そんなおっこをいつも近くで見守っているウリ坊や美陽のおかげで寂しさを感じることもなかったんでしょうね。
でも、車に乗って道路を走ると蘇る事故の記憶。
おっこは思い出して過呼吸になってしまうんです。。。
今まで明るかった子がいきなり過呼吸になっている姿がとても可哀想でした。
小学生から中学生になるくらいの年齢って、子供っぽい部分と大人っぽい部分が両方見えてくる年齢だと思うんですよ。
親にもまだ甘えたいだろうし、でも甘えることができない現実を受け入れなければいけないし・・・
普通に考えたらかなり壮絶なことですよね・・・。
周りの環境に恵まれていた(ネタバレあり)
この物語で救われたと思ったところが、おっこの周りにいる人や出会う人に恵まれていたこと。
よくありがちなのが、おばあちゃんや仲居さんが意地悪だったとか、転校先でいじめにあうとかだけど・・・。
もうね、みんないい人!!
これが救いでした。泣
おばあちゃんとか、ちょっと厳しい時もあるけど基本優しいし、仲居さんも板前さんもめちゃくちゃいい人です。
それに、宿泊客のみんなもクセが強めだけど基本いい人なんですよね。
占い師のグローリーなんて、歳離れているけどおっこのことすごく心配してくれるし。
強いて言うならライバルの真月くらいかな。
でも、真月も亡き姉の代わりに跡継ぎ娘として日々勉強している頑張り屋さんなので、おっこが修業する上で刺激を与えてくれる良いライバルという感じで助かりました。泣
宿泊客の中に驚きの人がいた(ネタバレあり)
物語ではクセが強い宿泊客が何組か登場するんですが、それぞれがいろんなことを経験していていろんな想いで宿泊しに来ています。
お母さんを亡くし、お父さんと旅をしている男の子、占いを信じすぎて交際相手に別れを告げられスランプに陥ってしまった占い師、そして、おっこの家族が交通事故にあった時におっこの車に衝突してきた車に乗っていた家族・・・。
これには驚きました。
まさか宿泊客として事故の相手が来るなんて。。
お父さん、お母さん、そして小さな男の子・・・こちらも3人家族でした。
車を避けようとして反対車線に飛び出してきてしまい、おっこの家族が乗った車に衝突してしまったそうです。
お父さんは入院して腎臓や膵臓を摘出する大怪我を負っていました。
まだうまく歩くことができないけれど、退院して「春の屋」に来たというわけなんですね。
加害者と被害者ってわけではないですが、事故に巻き込んでしまったおっこたちを悔やんでいる家族と、目の前にいる宿泊客が事故の相手だと知った時のおっこ、双方の想いが表現されていて、まさかここでこんな重い話を入れてくるとは思ってもいなかったので涙腺が大崩壊してしまいました😭
その後おっこがどうなるのかは、ぜひ劇場で観てみてください。
個人評価は?
噂通りの感動作でした!
大人向けな作りですが、お子さんが観ても楽しめるシーンも沢山あるので親子で観に行くのもおすすめです。
きっとお子さんも、これから大人になるうえで生きていくことの大切さを学べるはずだし、大人の私たちも忘れていたことに気づかされるはずです。
辛い過去を背負って懸命に生きているおっこを見たら、応援したくなること間違いなしですよ。
me
まさかの連続4.0!
実写より、アニメの方が案外感動したりしますよね~。
読んでみると、けっこう重そうな話ですね、おっこがどうなったのか、続きが気になります。
すごく良かったですよー!
そうですね、実写よりアニメのほうが間違いなく感動しますね。
実写は失敗ばかり・・・
かなり重いです。子供が観たらどう感じるのか気になります。
おっこのその後、感動しますよー(;_;)