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スリー・ビルボード【ネタバレあり感想】誰も予想ができない展開!怒りは怒りをきたすってこういうこと。

こんばんは、asamiです。

さて、今日は、先日RAWを観たときに続けて観てきた

「スリー・ビルボード」

ネタバレありレビューをしていきますよー!

 

 

ATTENTION

この記事にはネタバレを含む項目があります。
気になる人は、目次をご利用ください。

 

予告動画

あらすじ

 

アメリカのミズーリ州エビング。
田舎町の一本道に立っている古びた3枚の看板。
その看板に突然とあるメッセージが現れる。
7ヶ月前に何者かに娘を殺されてしまったミルドレッド(フランシス・マクドーマンド)が、待てど暮らせど事件解決にならない警察に対しての怒りを看板に表したのである。
看板には町のみんなから敬愛されていた警察署長のウィロビー(ウディ・ハレルソン)を名指ししていることで、町の人々はミルドレッドの行動を非難し始める。
死んだ娘のためならそんなことには決して屈しない態度のミルドレッド。
しかし、ある事件が起きてからは誰もが予想もしていない展開へと動いていく・・・。

 

主な登場人物

 

ミルドレッド(フランシス・マクドーマンド)

 

7ヶ月前に何者かに殺された被害者の母親。
進まない警察の捜査に不満が溜まり、町の道路沿いにある看板に警察に向けた広告を立てる。
町の人々に非難されても犯人逮捕のためなら屈しない肝っ玉母ちゃん。

 

ウィロビー署長(ウディ・ハレルソン)

 

エビング警察の署長。
人柄がよく町の人々からは敬愛される存在である。
ミルドレッドが看板に設置した広告に名指しで非難されてしまう。
末期の膵臓癌であり余命少ない。

 

 

ディクソン巡査(サム・ロックウェル)

 

エビング警察の警官。
人種差別主義者であり、マザコンでもある。
上司であるウィロビーを特別慕っている。
とんでもないことをしでかして、ミルドレッドとも度々衝突する。

 

 

どんな映画だった?

 

本年度アカデミー賞最有力候補!!

主要6部門7ノミネートされている注目作が日本公開!

早くも今年1番の映画だと言っている人もちらほらいるのもわかる!
すばらしい作品でした!
重いテーマなのに何故か笑えるという、コミカルに描かれた不思議な映画でしたねー!

追記

3月5日に開催されたアカデミー賞授賞式で、作品賞は惜しくも逃してしまいましたが、助演男優賞をサム・ロックウェル主演女優賞をフランシス・マクドーマンドが受賞しました!
おめでとうございます!!

作品賞は一騎打ちと言われていたこちらの作品が受賞!!

 

 

娘を亡くした母の怒りは止まらない!(ネタバレあり)

 

おい!警察!早く犯人捕まえろやボケ!!

 

7ヶ月前に何者かにレイプされた後、火をつけられ殺されてしまった娘の捜査を不満に思っている母ミルドレッド。
悲しみから警察への不信感へ、そしてそれが怒りへと達したある日、よく通る町の一本道に昔から立っている古びた3枚の看板を見たミルドレッドはひらめいてしまうんです。
この看板に警察に向けて広告を設置してやる!と。
真っ赤な生地に黒字で書かれた文字。そこにはこんなことが書いてありました。

「娘はレイプされて焼き殺された」

「犯人は未だ捕まらない」

「どうして、ウィロビー署長?」

これを見た警察は、なんてことをしてくれたんだと広告の設置をやめさせようとするのだけれど、そんなのクソ喰らえ!なミルドレッドかあちゃん。

噂になりテレビで放送され、娘を殺された気持ちはわかるがウィロビー署長を名指しするなんて酷い!と逆に町中で非難されるようになってしまいます。

それでも屈しないミルドレッドかあちゃん!

逆に、倍にして返すという始末。
その仕返しのレベルがハンパないんですよw
普通なら逮捕されているレベルですw
早く犯人を見つけて欲しいという気持ちはわかるけれど、さすがにやりすぎだろ!と逆に笑ってしまいましたw

 

この映画は終始予測不可能!

 

いつもママと一緒。ザ・マザコン。笑

 

ミルドレッドが広告を設置したことがきっかけで、周囲で不可解なことが起き始めるんですよね。
いろんな人を巻き込んで、しかもそれは予測不可能。

こうなるだろうと思っていると、思っていたこととは違う展開が訪れるという、それが本当におもしろかったです!

とりあえず、ディクソン巡査の行動がやばいwww
この人最高!!!

でも「きっかけ」によってこんなにも周囲に影響が及ぶんだと思うと、すごいなぁと思うよね。
それは良い方向にも悪い方向にも変わっていくわけだから。
良かれと思って起こした行動が、逆に最悪な事態を招いてしまったり・・・
客観的に見ていて、いろいろ考えさせられましたねー。

 

怒りは人を変えてしまう

 

これでもくらえ!!!

 

「怒りは怒りをきたす」

 

この言葉を耳にしたミルドレッドは、冷静になり始めるんですよね。

広告を設置してからのミルドレッドの行動はまさにその言葉と同じだったわけですから。
そして人種差別主義者で暴力的だったディクソン巡査にも心の変化が訪れます。

怒りに任せた行動って、冷静になるとなんでこんなことしたんだろう?って思いませんか?
しかも、相手にひどいことをしたのに、その相手は逆に仇を恩で返してくるようなことをしてきたら尚更です。
怒りは必要ですが、怒りに任せていても根本的な問題は何も解決しないんだなと。
怒りをぶつけても、残るのは虚しさや悲しみだけなんですよね。
そういう時こそ、冷静になるべきなのかもしれないなと思わされましたね。

そして、好きと嫌い、愛と憎しみは紙一重なんだなとも思いました。
まさかラストであの2人がねぇーー!ってびっくりでしたよ。笑
人間って不思議だね。←

 

個人評価は?

 

めちゃくちゃおすすめです!!

すっごいおもしろかった。
思わずクスッと笑えるというブラックジョークが所々に散りばめられています。
同じ空間にいたおばちゃん、声出して笑ってましたw

でも、人種差別問題や、カトリック教会の性虐待の問題など、さまざまな問題をちゃんと取り上げているので考えさせられます。

今年1番の映画になるかもしれませんので、気になる人は是非映画館へ!!!

アカデミー賞授賞式が楽しみですね😆

 

こちらもおすすめ!

 

 

me

個人評価はは4.3です!

8 COMMENTS

いごっそう612

うおおお~めっちゃ高評価じゃないっすか(゚д゚)!
これ、初日に時間が合わなくて『予告犯』の方いっちゃったんですよ
待ってでもこれ観るべきだったなあ…

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asami

めっちゃ面白かったです!重いのに笑えてすごい不思議な映画!
ラストは賛否両論になると思うのでぜひ見て感想が聞きたいですねー!

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Kamoko

フランシス・マクドーマンドとサム・ロックウェルは、アカデミー賞とれると思います!!
映画見てない(来てない)ですけど、見なくても分かります!
二人ともすごい俳優(>ω<)

私はサマラ・ウィーヴィングを押してるんですが、彼女どうでした??

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asami

私もそう思います!本当に素晴らしかったです!サム・ロックウェルが特に面白かったですw

彼女はちょい役だったんですが、アホキャラだったので結構存在感がありました!本当にちょっとだけだったので、こんな感じの印象でした。

返信する
hiro

こっちのコメントまだやった!
ホントこれ、観たことない種類の作品だった。レイプで殺人、がんで自殺で同性愛で差別主義警官(←デトロイトかよ)。こんだけ重いのにライトなんだよね。麻酔が効いててモゴモゴ喋ったり、砂漠の国がわからなかったり、動物園女に助言もらうし、結構笑える。なのに聖書の教えみたいな真面目な話だったりする。うん、アカデミー楽しみだわ。
あと、あれ、アメリカの田舎町の閉塞性は息苦しくって仕方ない。

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asami

コメントありがとうございます( ´ ▽ ` )
ほんと仰る通り、今までにない種類の作品でしたよね!私も結構笑ってしまいました。重い内容だから失礼かと思ったりもしましたが、笑えるんですよね(^◇^;)
そうですねー!小さな田舎町だと噂もすぐ広がるし、人にもすぐ会うし、確かに息苦しいです(~_~;)

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Kamoko

映画見ました(^_^)

ミルドレッド一家も署長も、他の人たちも、あまりの口の悪さに最初閉口しました…見たくなくなりました…が、見ていくうちにだんだん惹き込まれていきました。。
ミルドレッドは、自分がした事が原因で、どうしても犯人を捕まえたいんだろうな、と思いました。
いい映画でしたが、そこまで好きじゃなかったです。
俳優陣は、パーフェクトでした!!

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asami

自分は字幕でしか読んでいなくても、結構口が悪いと思ったので、実際はかなり悪かったんでしょうね(^◇^;)

独特な雰囲気なので、好き嫌いは分かれると思いますねー!内容が重いから、ここで笑ってもいいのか?って思っちゃったりしましたσ(^_^;)

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