さて!今日はですね、映画化されると聞いてから観るのをずっと楽しみにしていた作品を観てきました。
松坂桃李が大胆な濡場を披露しているという
「娼年」
のレビューをしていきます!
この記事は、重要なところには触れませんがネタバレを含みます。
気になる人は目次を利用してください!
予告動画
あらすじ
東京の大学に通う領(松坂桃李)は、学校にも行かず付き合う女性ともうまく行かず、毎日が退屈でアルバイトのバーで働く日々を過ごしていた。
そんな時、バーに1人の女性が現れる。
御堂静香(真飛聖)という名の彼女は、「女なんてつまらない」と言った領に興味を持ち、自分が経営する会員制のボーイズクラブ「Le Club Passion」で働かないかと持ちかける。
興味を持った領が静香の元へ行くと、クラブで働くための「情熱の試験」を受けさせられることに。
合格した領は、コールボーイとなり様々な女性と関係を持つことになる。
主な登場人物
森中領
東京に住む大学生。学校にも行かず女性との関係も続かず、バーでのアルバイトに明け暮れる退屈した日々を送っている。
演じたのは松坂桃李。
最近の印象は、どんな役でもやるんだなぁという感じかな。
普通の役より気持ち悪い人とかの役のほうがぴったりだと思うw
こちらでもナイスなクズ男を演じていましたよ!
御堂静香
会員制ボーイズクラブ「Le Club Passion」のオーナー。
領が働くバーに訪れた時に、領のことが気になりスカウトをする。
演じたのは真飛聖。
最近ちょこちょこ見かけるようになった女優さん。
元宝塚女優でトップにもなった方です!
最近さんま御殿で披露した変顔が衝撃的で忘れられませんw
咲良
生まれつき耳が不自由であるが、静香のクラブで働いている。
クラブで働く際に咲良と一緒にとある試験をして合格しないとコールボーイになることができない。
演じたのは冨手麻妙。
「新宿スワン」、「みんな!エスパーだよ!」、「アンチポルノ」などに出演しています。
作品について
原作は石田衣良さんの「娼年」。続編には「逝年」があります。
2016年には舞台化されていて、その時に主演の森中領を演じたのも松坂桃李でした!
観客の前で濡場を披露するということで話題殺到となり、チケットは全公演即完売となったことでも有名らしいです。
監督は劇作家、演出家、映画監督を務めている三浦大輔監督。
代表作に、「愛の渦」、「何者」があります。
本作は、毎日が退屈で無気力な大学生が、娼夫となり沢山の女性と関係を持つことで自分自身が成長していく姿を描いた作品となっております。
ネタバレ感想
me
開始から約2時間ほとんどがセックスシーンでしたーっひゃっひゃっひゃ!!!(壊
この子どうしちゃったの?最近本当にすごい方向に行っちゃっている気がするんですが・・・。笑
でも、どんな役でもこなせるのはすごいと思います!かなりの体当たり演技でした!
でも、ぶっちゃけ舞台のほうがすごかったんじゃないかなと思います。
興味本位で観に行ってはダメ!
この映画はR18です。
観ていない人の中にはR18って言ってもそこまですごいわけではないでしょ?って思っている人もいると思いますが、結構すごかったですよ。
特に音ですね・・・
音がリアルすぎwww
そして・・・
松坂桃李喘ぎ過ぎwww
性描写に関しては一切妥協しないという三浦監督の思いが現れていたと思いました。
でも、ポップに描いたということで、ちょっと笑ってしまうシーンもありました。
「森中くん、続けたまえ!!はぁはぁ・・・」
このシーンは笑えますww
松坂桃李のファンだからとか、そんな軽い気持ちで観に行くと失敗するんじゃないかなー。
実際退席者もいましたよ。
私の2つ隣の席に中年女性が座っていたんだけど、ポップコーンを買ってきていたんだよね。
私はそれを見た時に、大丈夫か?と思ったんです。
なので映画が始まってからの女性の動きを気にしながら観てみることに。
そしたら案の定、ポップコーンなんて一口も食べていませんでしたw
もう食べられないでしょw だって簡単にいうとAV観ながらポップコーン食べるのと同じだもん。
開始早々始まる濡れ場に放心状態だった様子でしたw
下手するとちょっとしたAVよりもエロいかもしれません。
なので、そういうのが苦手な人は要注意ですよ!
いろんな女性のいろんな欲望(ネタバレあり)
とにかく激しい!!
この映画では、娼夫となった領が沢山の女性と体の関係を持つのですが、その女性たちはどこか訳ありで、心に何かを秘めているんですよね。
簡単にいうと性癖なのかな。
パートナーにはそのことを受け入れてもらえなかったり、打ち明けることすらできずにいたり・・・そういう人がこのクラブを利用しているのです。
利用する女性の年齢も上は70代までと幅広い!
男性はそういった性癖とかって結構表現されていたりするけれど、女性ってないですよね。
まぁ女性自身がそういうのをオープンにしたがらないっていうのがあるからしょうがないのかもしれないけど。
いろんな人がいましたよ。
本当にこんな人いるのか!?っていう人までいたけどw
手を握っただけで・・・!?みたいなw
体の関係を求めるだけではなく、ただ一緒にいるだけでいい人や、見てもらうだけでいいっていう人もいたし。
こういうのを気持ち悪いと思うか、こういう人もいるんだと思うかは観た人の自由ですが、私は後者のほうでしたね。
いろんな人がいて当たり前だしおもしろい。
人間の欲望なんて、表に出さないだけでいろんな欲望があるもんですよ。
この人すごく優しくてかっこいい!めっちゃ可愛い!なんて思っていた人が、実はすごいアブノーマルだった!なんてことだってあるんだからね。
自分の旦那さんや奥さんだって、実際のところ何考えているかなんてわからんですよw
結局は男性目線でした・・・(ネタバレあり)
監督は、この映画は女性に観ていただきたい!女性の欲望を全肯定する物語だ!と話しているんですが、観ていくうちにちょっと違和感を覚えました。
女という生き物は男とは違って考えていることも複雑でとても難しいというセリフがあったり、領が自分本位でセックスを始めてしまうシーンでは、静香さんに女性の気持ちを考えていないと言われるシーンもあったり、そこにはすごく共感できました。逆に男に観てもらいたいわ!と思ったくらいw
あーこれは女性のために描かれているんだなと思い始めたところだったんですが・・・
行為を始めてから終わりまでの流れが全部ワンパターンだったんですよね。
いろんな女性が来るのに、行為の流れは全部同じっておかしい。
いろんな欲望があるのだから、その人に合わせた流れにするのが普通じゃないのかな。
何でもかんでも激しくすれば女が喜ぶと思ったら大間違いなのよ!!
ねっ!女性の皆さん!!
世の中の女性代表で言わせていただきましたw
そこはやっぱり映画では表現できなかったのか、そして作者・監督が男性だからなのか、結局男性的な目線で描かれていると思ってしまいました。
AVを見すぎている男の人が勘違いしているっていうパターンと一緒な感じ・・・。
だからなんか、観てて笑えてきたwww
女性が監督だったら良かったかもしれないですね。
主人公の過去と成長(ネタバレあり)
主人公の領は、幼い頃に母親を亡くしています。
それがきっかけで、年上の女性に対しても抵抗がなく受け入れることができるみたいです。
でもそれは、母親を亡くした孤独からきているんです。
心のどこかで母親を求めてしまっているんですね。
桃李くんはそういう孤独さを表現するのがとてもうまいです!なのでもう少し過去の話が知りたかったですねー。
あと、娼夫になって沢山の女性と体を重ねていくにつれて自分自身も成長していくというところなんですが、上にも書いたように行為の流れがワンパターンだったせいか、何がどう成長したのかが伝わってきませんでした(^_^;)
領の表情はどんどん明るくなっていくのはわかったけどね。
でもこれを観て思ったんですが、こういう仕事でもやり甲斐を持ってできるっていうのはすごいことだと思います。
ただお金が欲しいだけのためにそういう仕事をしている人とは違うので、女性のことをちゃんと知りたいという気持ちがあって良かったです。
個人評価は?
かなり思いきった表現の仕方だったので衝撃的でしたが、内容がちょっと薄かったです。
描写が過激だから、内容もすごいと思ってしまいがちですが・・・。
桃李くんのファンの中には、これを観てショックを受ける人もいるかもしれませんねー。
あ、でも、ぷるぷる揺れる桃李くんのお尻は必見ですよw
me
他の方のレビューも読みましたが、結局はセックスシーンで話題になってるだけのような…実際見れば違うんでしょうか。
過激であれば問題の核心をついてる、とは限らないと思います。。
世間はそういう傾向ですけれど。
女性心理を理解するために男性が努力する映画なら、やっぱり「恋愛小説家」が一番です(^O^)
そうですねー。それで話題を呼んでいるのは間違いないと思います。笑
中身はそれほど、、、でしたねー(^_^;)
原作も監督も男性ってところで、やはり考え方とか表現の仕方が男性目線になっていて、残念でした。
恋愛小説家、観てみますね(^O^)
「恋愛小説家」は「娼年」とは全然違う内容です…あしからず(笑)
松坂桃李くん、どんどんいい役者になっていきますね~。
しかし、なかなか凄そうこの映画(笑)
評価も3.0なので、僕はレンタル待ちにしときます。
桃李くんは、なんでも挑戦していて本当にすごいと思います!もうすぐ公開の孤狼の血も楽しみです!
ぶっちゃけレンタルで十分ですよー!奥さまと観るとちょっと気まずくなるかもなので要注意ですけどね。笑