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ワンダー 君は太陽【ネタバレ感想】実話なの?感動のベストセラーがついに映画化!

こんにちは、asamiです。

突然ですが、私には4歳年下の妹が1人います。

妹は生まれつき、21番目の染色体に異常があって生まれてきました。
21トリソミー、いわゆるダウン症です。

ダウン症はみんな特殊な顔立ちのため、周りの人が妹を見てくることなんて日常茶飯事で、子供の頃はなんで見てくるのかとても傷つきました。

今でも外へ出れば妹を見てくる人はたくさんいます。
でも、考え方を変えたことで今ではあまり気にならなくなりました😌

今日ご紹介する映画は、遺伝子の疾患で顔が変形して生まれてきた男の子が、周りの家族や友達をどんどん変えていくというワンダーなお話。

これは、私の物語でもありました。

 

ワンダー 君は太陽

 

ネタバレを含むので、気になる人はこちらの目次をクリックしてね!

 

予告動画

あらすじ

 

オーガスト(オギー)・プルマンは10歳の男の子。でも、見た目はみんなと違っていた。
遺伝子の疾患で顔の形が変形して生まれてきたのだ。
これまでに27回もの手術を受けてきたオギーは、学校にも一度も行ったことがなく自宅学習をしてきた。
オギーのママ・イザベルとパパ・ネートは、不安に思いながらもオギーを5年生の初日に学校へ行かせることを決意する。
夏休みの間に学校へ挨拶に行ったオギーは、ジャック・ウィル、ジュリアン、シャーロットの3人の生徒に学校を案内してもらうことに。
動揺して下を向いたまま話さないオギーに対し、ジュリアンは興味津々でオギーの顔のことを聞いてくる。それがとても嫌だった。
帰ってからも元気がないオギーに対しイザベルは、嫌なら行かなくてもいいと心配するが、オギーは学校へ行きたいと答えるのだった。

主な登場人物

 

オギー(ジェイコブ・トレンブレイ)

10歳の男の子だが、遺伝子の疾患で生まれつき顔に障がいがある。
これまでに27回も手術をしてきたため、一度も学校に行ったことがないが、両親の決断で5年生の初日から学校に行くことになる。
スターウォーズが大好きで、宇宙飛行士になることが夢。

 

イザベル(ジュリア・ロバーツ)

オギーの母親。
オギーのために、絵本のイラストレーターや美術の先生になる夢を封印している。
落ち込んでいるオギーにいつも沢山の元気と優しさを注いでいる。

 

ネート(オーウェン・ウィルソン)

オギーの父親。
オギーとは男同士の友情があり、いつも冗談を言って周りを笑顔にしてくれる。
オギーを学校に行かせることをはじめは反対していた。

 

 

ヴィア(イザベラ・ヴィドヴィッチ)

オギーの姉。
いつも優しくてオギーを気遣ってくれている。
オギーと同じく高校の初登校だったが、数日前から連絡がとれなかった大親友のミランダが新しい友達を作っていたことにショックを受ける。

 

ジャック(ノア・ジュプ)

オギーと同じクラスの男の子。
学校の案内をした生徒の1人。
クラスのリーダーと同じグループにいるが、オギーのことが気になっている。

 

ミランダ(ダニエル・ローズ・ラッセル)

ヴィアの大親友で、オギーともとても仲良しである。
高校に入る数日前からヴィアと連絡を断ち、髪色を変え新しい友達と一緒に過ごし始める。
ヴィアのことを避けて行動しているが、それには訳があった。

 

映画について

 

「ワンダー 君は太陽」は、トリーチャー・コリンズ症候群という生まれつき顔に障がいがある10歳の男の子オギーが、初めて学校へ通うことがきっかけで、家族や友達、周囲の人たちに変化をもたらしていくというお話です。

MEMO

トリーチャー・コリンズ症候群とは?
平均的に10,000人に1人の新生児に見られる遺伝子疾患。日本国内では、50,000人に1人の割合で見られる。下に垂れ下がった目、耳の変形、頬骨の不形成などが典型的な特徴である。

映画化を手掛けたのは、「ウォールフラワー」の脚本・監督や実写版「美女と野獣」の脚本を手掛けたスティーブン・チョボスキー監督です!

原作は、R.J.パラシオさんの「ワンダー」
もともとはアートディレクターや本のデザイナーをしていた彼女ですが、ある実体験がきっかけで作家デビューを果たしました。

「ワンダー」はデビュー作にして全世界で300万部も突破するというベストセラー作品となりました。すごいですね!

「ワンダー」のスピンオフ本として「もうひとつのワンダー」も出版されています。
こちらでは、オギーをいじめていたジュリアンをメインに描かれているようです。

 

 

 

そして「ワンダー 君は太陽」は、その作品の素晴らしさから、文部科学省によって学校教育や社会教育で広く利用されることが認められ

 

文部科学省特別選定

 

に選ばれました!!

これを機に沢山の人に観てもらいたいですね!

 

観た感想

 

me

とても素晴らしい作品です。
最初から最後までひたすら泣いていました。
隣にいたおっさん・・・ごめん・・・

中身はどこにでもいる10歳の男の子なのに、外見がみんなと違うことで辛い思いをしてきたオギーの勇気と優しさに、感動すること間違いなしです。

こういう場面に出会った時に、私たちはどうすればいいのか?を考えさせてくれるような様々な視点で描かれているので、大人から子供まで沢山の人が見るべき作品だと思いました!

最初から最後までひたすら泣いていたので目がパンパンに腫れていたらしく、家に帰ったら旦那に「あれ?化粧変えた?」って言われましたwww

フィクションだけど、実体験がきっかけ!

 

ワンダー 君は太陽

誰でも自分と違うものを見た時、こういう態度を取ってしまうものですよね

「ワンダー 君は太陽」はフィクション映画です。
でも、原作者のR.J.パラシオさんが実際に体験したことがきっかけで作られています。

それは、パラシオさんが数年前に息子2人とアイスクリーム屋さんに出かけた時のこと。
隣のベンチに座っていた女の子の頭部の骨格に障がいがあったそうです。

それを見た下の子がビックリして泣き出してしまったため、パラシオさんは女の子を傷つけないようにとその場を急いで離れようとしました。
でも焦っていたので、上の子が持っていたシェイクをこぼして状況が悪化してしまったそうです。

その後、自分がとった行動や、相手の反応、そして子供たちにどうすべきだったのかを考えているときに、ラジオからナタリー・マーチャントさんの「Wonder」が流れてきたことで小説を書くことを決意したそうです。
小説を書くタイミングだ!と思ったそう。天から降りてきた的な感じですね!

実際に映画の中でも、アイスクリーム屋さんでの出来事が語られるシーンが含まれているのもよかった!

 

描かれているのはオギーだけじゃない(ネタバレあり)

 

ワンダー 君は太陽

オギーが心配なヴィア

「ワンダー 君は太陽」を観て、とても素晴らしいと思えたのが、オギー1人に焦点を当てて描かれていないというところ。

オギーに関わる家族や友達にも一人一人に焦点を当てているんです。

姉のヴィア、オギーのクラスメイトのジャック、ヴィアの大親友ミランダが、オギーと関わることでどんな気持ちになっているのかが痛いほど伝わってきました。

「彼はどうしてこんなことを言ってしまったのか?」

「彼女はどうしてこんな行動をとってしまったのか?」

人の言葉や行動って1つの面だけでは判断できないんだなって改めて思いました。

その言動を別の角度から見ることで、なんでそんなことをしたのかがわかってくるんですね。
とても勉強になりました。

私が特に感情移入してしまったのが姉のヴィアです。

彼女はまさに私そのものでした。自分の映画か?と思ったくらいw

物事は常にオギーが中心で回っているから、大変な母親に心配かけないようにと甘えることができないところや、初対面の人に「兄弟は?」って聞かれて何て答えたらいいかわからない気持ち、痛いほどわかります。

言いたくない訳じゃない。
ただ、言った後の相手の反応を見るのが怖いんです。

でも、相手からしたら障がいがある兄弟がいるなんて思ってもいない訳だから、悪気なんて全くないんですよね。

こういうのってすごく難しい。
家族のことじゃなくても、いろんなシーンで直面しますよね。

そういう場面に出会って、相手の気持ちを考えたり、いろんなことに気づいたりしながら学んでいかなければいけないってことですね!

 

勇気を出すこと、よく見ること(ネタバレあり)

 

ワンダー 君は太陽

みんな本当は勇気がないだけなのかもね

オギーは人の靴を見て家柄を当てることが得意です。

それはなぜか・・・?

オギーはいつも下を向いているからです。

自分の顔を人に見られたくないという思いから、人前では常に下を向いているんです。

でも、オギーが勇気を出して学校へ行って、勇気を出して行動したことによって人をどんどん変えていくんです。
私たちでさえ勇気を出すのって結構大変なのに、オギーはどれだけ頑張ったことか。本当に強いと思いますよ!

勇気を出したからって全てが良い方向に変わるとは限らないけど、今、勇気を出して行動しなければいけない人がいたら、ぜひ「ワンダー 君は太陽」を観てもらいたいですね。

そして、人は外見よりも中身をよく見ること、その大切さも教えてくれました。

みんながみんな自分に対して同じことを思っているわけじゃない

ってこと。

相手は勇気が出せないだけで、自分を助けたい、仲良くしたいって思ってくれているかもしれません。だから、決めつけてはいけないよね!

いじめや嫌なことがあって傷ついている状態では、なかなかそんな風に思えないかもしれないけど、自分は1人じゃないっていうことを心の片隅に置いておきたいです。

個人評価は?

 

年間ベストに入る作品です!

とにかく大人から子供までみんなに観てもらいたい!!

名言も沢山出てくるので、子供ができたら絶対に教えてあげたいと思える作品ですよー!

みなさん、ぜひ観てみてください!

 

me

個人評価は4.6です!

8 COMMENTS

いごっそう612

評価4.6とは最高点じゃないっすか(゚д゚)!
共感できることが大事ですよね、僕も父と子系はヤバいっす。
やはり良い映画の様ですね、本日観に行く予定だったのですが、奥さんの仕事が遅くなったんで諦めました
レンタル待ちになりそう‥このブログで観に行った気になります!

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asami

個人的にはかなりの高得点でした!
共感しまくりです。
いごっそうさんのように、お子さんがいる人は絶対泣いてしまうんじゃないかと思いますねー!

レンタルまで待つんですか!?でも時間があったらぜひ映画館で観てみてください(^_^)

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さち

ワンダー 君は太陽 大好き過ぎる映画です。オギーの気持ちはもちろん、登場人物の気持ちがよくわかる。ヴァアの大親友のミランダは高1だけど、やはり、それでも親の離婚とかそんな事には大きな影響を与えら事、助けてほしいと思う事、よく分かります。
ヴィアの事もよく分かり、おばあちゃんは亡くなったけれど、おばあちゃんの存在があったからこそ、ヴィアは、こんな風に育ってること、よく分かります。たから、弟のことだって、心底大好きで大切なのが理解できる。
同じクラスのジュリアンは、恵まれた環境にいてて、欲しいものも与えてもらってる。だからといって幸せなのではないかともわかる。ジュリアンは、色んな意味で能力の肯定感が高く、ジャック、サマー、オギーは、
自己肯定感が高く育てられてるんだなということもわかる。オギーが色々なワンダーを起こす事は、オギーの頑張りも含め、母・父・姉がいたからこそ。そして、彼のジャスティン・ミランダもその一員。
素晴らし過ぎて、何十回観ても泣いてしまう。オギーが友達っていいと思った場面、友達と繋がった場面で、涙が勝手に流れる。
子どもに関わる大人は、みんな観てほしい。
観た人それぞれ感じ方も違うけど、それでいいと思います。

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asami

コメントありがとうございます(*´-`)

それぞれの登場人物の家庭環境を出すことによって、この人はどうしてこういうことを言ってしまうのかとか、すごくわかりましたよね!

何回観ても泣いちゃうのわかりますー(T_T)
悲しい涙じゃなくて素晴らしくて涙できる映画っていいですよね(^ ^)

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hiro

やっと来たよ(笑)
いやー、そうでしたか、もっと早く読んだほうがよかったかしら。そりゃ感情移入しちゃうわな。
そうそう、お姉ちゃんね。弟のことが大好きなだけに微妙だよね。って実体験ならなおさらだね。
いろんな視点。そうなのよね。そこが優れもの。例えばオギーとママだけに絞ると、かなり違うもんになるよね。
みんないい子だよね。転校しちゃった子のお話があるんだ。それは興味深い。

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asami

コメントありがとうございます(*^_^*)

そうですねー。自分はめちゃくちゃリアルでした。お姉ちゃんの気持ちそのままです。笑

オギーだけじゃなくて他の人の視点があったのはとても良かったですよね!

お母さんの視点も見たかったですが、原作者はあえて入れなかったみたいですよ。
逆に、いじめっ子の視点が見たかったです!

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Kamoko

違うように生まれたり、ある日突然難病にかかったり、事故にあったり、人生はわからないものですね。
お友達は骨肉腫のため、片足切断して、義足でした。体の不自由な人の為の大会に出て、短距離走や長距離走をしてました。みんなが偉いという中、「私、ほんとはしたくない」と言ってる時がありました。。
なんとも言ってあげられず…彼女は28歳で亡くなりました。
牡丹の花に思い出があって、牡丹を見ると彼女を思い出すけれど、何も言ってあげられず、何もしてあげられなかったなあ、、、といつも思います。

「ワンダー」とてもいい映画でした(*^^*)
子役の子たちの演技がすばらしいし、特に、ノア・ジュプくんは良かったです。
ジャスティン(だったっけ?)に会ったことで、ヴィアが少し自分を主張できるようになったところが良かったです。
ミランダが美しすぎてみとれました…きれいな子ですよね~これから楽しみ(*^▽^*)

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asami

そうですよね。
今健康だからって、明日いきなり体が不自由になってしまうかもしれない・・・だれもがその可能性を持っているのに、いろいろ言う人は何にもわかってないんだなぁと思います。

普段、体が不自由な方や知的障がい者の方と接する機会がないと、実際にどう接したらいいかわからないのは仕方ないことです。
何もしてあげられなかったと思ったのなら、もしまたそういう機会があったら次は一歩踏み出せると思いますしね!

それとは別に、外国人と接する機会がない私は、逆にどうしたらいいかわからないですもん。
なんでも初めてのことって、どうしたらいいかわからないもんですよね(^ ^)

ワンダー素晴らしかったですね!ジャック・ウィルの子ですね!良かったです(^o^)
そうですね、素敵な人に出会って一歩踏み出すことができたヴィアに感動しました。

ミランダ、ほんと美人さんでしたねー!楽しみです♪

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