今日ご紹介するのは、6月22日に公開された映画、
「オンリー・ザ・ブレイブ」
です!
この映画は、テレビのCMで予告を見た時に、映画のテーマソングを某グループが歌うというのを知ったことと、そのテーマソングに合わせて流れる予告がつまらなそうだったということで見送っていました。笑
me
ほんとそれな。
でも、気になってレビューサイトを見ていると、
ラストが衝撃的すぎる!!!
というコメントが多数あって、しかも評価も高め・・・。
結果めっちゃ気になってしまい、こちらではもうすぐ終了となる寸前だったのですが、なんとかギリギリに観に行ってきたというわけです。
この記事には、ネタバレが含まれます!
ネタバレしたくない方は、こちらの目次をご利用ください!
予告動画
あらすじ
エリック・マシュー(ジョシュ・ブローリン)は、アリゾナ州プレスコット市の森林消防隊で指揮官を務めている。
市で活動している彼らは、アメリカの農務省が認めた精鋭部隊「ホットショット」を目指して過酷な審査を受けようとしていた。
ある日、1人の男が隊員の面接にやってくる。
ブレンダン・マクドナウ(マイルズ・テラー)は、ドラッグ中毒者で逮捕歴もあるが、元交際相手に子供が生まれたことで、自分を変えるために面接を受けにきたという。
隊員たちに採用を反対されたエリックだが、ブレンダンと信じて採用することに。
毎日の過酷な訓練と審査の末、ついにホットショットとなった隊員たちに、山火事の脅威が立ちはだかる。
主な登場人物
エリック・マシュー(ジョシュ・ブローリン)
アリゾナ州プレスコット市の森林消防隊で指揮官を務めている。
国が認めた精鋭部隊「ホットショット」になるために、毎日過酷な訓練を行なっている。
ブレンダン・マクドナウ(マイルズ・テラー)
面接に受かり消防隊員になった新人。
元ドラッグ中毒者で逮捕歴もありロクでもない人生を生きてきたが、娘が生まれたことで変わるために入隊する。
アマンダ・マシュー(ジェニファー・コネリー)
エリックの妻。
馬の調教をしている牧場主である。
2人の間に子供はおらず、火事の通報を受けて出動するエリックの帰りを待っている。
デュエイン・スタインブリンク(ジェフ・ブリッジス)
市の消防署長であり、エリックの親友でもある。
「ホットショット」になる夢を諦めきれないエリックを見て、審査を受けられるように市長にお願いしてくれる
映画について
「オンリー・ザ・ブレイブ」は、2008年にアリゾナ州プレスコット市で初めて精鋭部隊「ホットショット」に認定された、20人の消防隊員たちの活躍を描いた作品です。
実際にあった出来事を忠実に描いた、彼らのトリビュート作品となっております。
監督は、「トロン・レガシー」、「オブリビオン」を手がけたジョセフ・コシンスキー監督。
来年公開予定の「トップガン」の続編も手がける監督さんです。
観た感想
me
もう、この一言でした。
この映画は、
とにかく何の下調べもせずに
観に行くことをオススメします!
私は、ホットショットの消火方法だけは知ってしまったんですが、実際にあった内容も全く知らなかったので、ラストは本当に衝撃を受けてしまいましたね・・・。
もう、放心状態・・・
これからネタバレも書きますが、観ようとしている人はネタバレは読まないほうがいいですよ。
あと、ネットで山火事のことを調べるのもやめたほうがいいです。
火事の名前入れただけで一発でネタバレされますから(^_^;)
火に対するこだわりがすごかった
私ごとですが、大学時代に一人暮らししていたアパートの表と裏の建物が火事になるという恐怖体験をしています。
ベランダに立っているだけでものすごく熱かったし、とても怖かったですねー😅
目の前なのに逃げずに見ている私もアホですがね。
監督はこの映画を作るにあたって、山火事をリアルに再現することにとてもこだわったそうです。
森林消防局の協力を得ながら実際に野焼きを行い、そこへ特殊効果の火と視覚効果で作ったCGの火の三種類を使って再現したそうですよ。
実際、本当に火の表現がすごくて、本物の火にしか見えませんでした。
炎の音もとても怖かったですね😱
そしてビックリなのが、
撮影所の裏に森を作って実際に燃やしちゃってるんです!!
CGだけに頼らないところがすごいです。
火の消し方がすごい!!
こんな方法があるなんてビックリでした。
日本では山火事ってほとんど起きないので、火を消す=ヘリコプターとかで上から水を落として消火するって思う方がほとんどじゃないですか?
でも、アメリカの農務省に認められた消防団ホットショットは、消火に水を使いません。
使うのは火です。
火が燃える燃料となる物を取り除いて、火の行き場をなくすという驚きの方法で消火しているんです。
そのため隊員たちは、風の強さや湿度などを調べ、合わせて20キロくらいするチェーンソーや斧を背負って火災現場の目の前に行きます。
そこで木を切り落とし、燃料となる草木などを燃やし、これ以上火が来ないように線状に穴を掘って境界線にするという作業を行うんですよ。
火には火を。
とても危険ですが、すごく賢い方法ですよね!
そんな過酷な状況の中で消火活動をするホットショットという団体があることを、今まで全く知りませんでした。
本当にすごい方たちだと思います。
隊員たちの物語が描かれている
この映画の良かったところの一つとして、消火活動をしているシーン以外もきっちり描かれていることが良かったですね。
ホットショットという特別な精鋭部隊だって、活動をしていないときはいたって普通の人間です。
奥さんや子供もいたり、最近巨乳の彼女ができたばかりの人もいたり・・・笑
オフ状態の男たちの会話が本当にアホっぽくて、そこがまた良かったですよ!
よく思うんですが、男の人って男同士で話す内容は下ネタとかアホっぽいことばかりなところが面白いですね。笑
でも仕事のスイッチが入るとちゃんと真面目にこなすからカッコいい。
そういう部分が描かれていたからこそ、迎えるラストの衝撃度が増しましたね・・・
衝撃のラスト(ネタバレ)
この映画は、ラストのシーンが全てなんじゃないかなと思います。
ハッピーエンドだろうと思っていた私には、かなりの衝撃でした😭
映画の中では5件の山火事が描かれています。
その中の最後に登場する山火事が、2013年に起きたヤーネルヒルの山火事です。
落雷が原因で発生した火災は、約400ヘクタールを焼き、住宅も3棟巻き込まれてしまったそうです。
そこへ消火活動に向かったホットショットの20人の隊員たち。
その現場で、指揮官のエリックを含めた19人が火災に巻き込まれて死んでしまったんです。
火の勢いが強すぎて逃げ場を失い、止むを得ず防火テントに入って火が通り過ぎるのを待つことに。
しかし、防火テントなんて役に立たずに焼け死んでしまいました。。
どれだけ熱かっただろう・・・本当に言葉もでません。
そして隊員20人のうち、別の場所から風向きや湿度などを見ていたブレンダンだけが生き残るという・・・。
なんて残酷なんだろう・・・
1人だけ生き残っているという情報を聞いて、自分の夫かもしれないと待っている家族たち。
その場所へブレンダンが行った時の、家族の絶望的な表情が何とも言えなかった。
なんであんたが生き残っているんだよと言わんばかりの顔だったから。。
今までドラッグ漬けでロクな人生を生きてこなかったブレンダンが、自分が死ねば良かったのにと言うシーンは、とても苦しかったです。。。
そしてエンドロールには、実際に活動していた「グラニット・マウンテン・ホットショット」の隊員たちの写真が出てきます。
指揮官のエリック以外はみんな20代で、こんな若い子達が活動していたのかと思うと・・・もう涙が止まりませんでした😢
衝撃的な内容から一気にエンドレスで終わってしまったので、見終わった後の絶望感がハンパないです・・・。
個人評価は?
この映画を観て、外国の乾燥地帯では山火事シーズンがあるということ、そしてホットショットという特殊な方法で消火活動をしている精鋭部隊がいること、さらに2013年に起きた山火事での出来事を知ることができました。
災害が起きた時に命がけで活動している人たちって、本当にすごいですよね。
日本の消防隊や救命士、特殊部隊、自衛隊のみなさんにも頭が上がりません。
そして、命に関わる仕事をしている夫の帰りを待つ妻も、何が起きても覚悟して待たなければいけないというのは、とても怖いことだなと思いました。
でも、命に関わる仕事をしていなくても、誰にでも起きることだと思うから、大切な人と過ごせる感謝の気持ちを忘れないようにしたいですね。
日本のテーマソングが嫌だからって見送らないで良かった!
実際、字幕版で観たからなのか、日本のテーマソング流れなかったの。よかった。笑
これはみなさんにオススメしたい作品です!
me
観るつもりなので、ラストは飛ばして読ましてもらいました。
めっちゃ気になります!
早く観たいなあ~。
コメントありがとうございます!
観る予定なら、絶対映画のこと調べちゃダメですよ!
その方が楽しめると思います(^ ^)
私のジェフが出てるだけでもう傑作間違いなしです(*^▽^*)
…しかし。この映画、私の地元では公開されません。
いつものことですネ。
私のジェニファーも出てるのに(T_T)
アメリカ公開の時点でだいたいのストーリーは把握してたので、記事全部読んじゃいました。
危険な場所に入っていく職業の方々には頭が下がります。
私がタイにいる間にうちの2軒となりが全焼しました…火事には注意ですね(>_<)
とても感動しました!
内容知らなかったからとてもショックを受けました・・・
お二人ともとても素敵でしたよ(^ ^)
本当にそうですよね。命がけで人を救う仕事をしている人のご家族も、何かあった時のことは覚悟しているとは言え、とても心配ですよね・・・。
近くで火事を見てしまうと、火の熱さとか音とかが脳裏に焼き付いてしまいます。火事は本当に怖いですね・・・