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タリーと私の秘密の時間【ネタバレ感想】タリーは一体何者なのか?育児について男女問わず観てほしい映画だった。

こんばんは!asamiです。

お久しぶりのブログになってしまいました(^_^;)

今日は、少し前にレンタルで鑑賞した映画、

「タリーと私の秘密の時間」

ネタバレあり感想を書いていこうと思います。

「タリーと私の秘密の時間」は、シャーリーズ・セロンが演じる3人の子育てに疲れてしまった母親・マーロが、夜だけという条件で現れるベビーシッター・タリーと出会ったことで変わっていく姿を描いた作品となっております。

朝になると姿を消してしまうタリーは一体何者なのか?
そして、タリーによって元気を取り戻していくマーロが行き着く衝撃のラストとは?

早速まとめていこうと思います!

 

ATTENTION

この記事にはネタバレを含む項目がありますので、気になる人は目次をご利用ください。

 

 

予告動画

 

 

あらすじ

 

娘と息子2人の子育てをしながら現在3人目を妊娠中のマーロ(シャーリーズ・セロン)は、毎日が家事と育児で大忙し。
特に息子のジョナ(アッシャー・マイルズ・フォーリカ)に関しては、不安になると暴れてしまうために学校に呼び出されることも度々。
夫のドリュー(ロン・リヴィングストン)は、仕事はしっかりするけれど家事と育児はマーロに任せっきりで、マーロの大変さに全然気付くわけがなかった。
ある日、マーロの兄クレイグ(マーク・デュプラス)の家を訪ねた時に、夜だけ限定のベビーシッターを紹介されたマーロ。
3人目が生まれたら、今以上に大変になることはわかっていながらも、見知らぬ人に赤ちゃんを預けることに抵抗があるマーロは乗り気ではなかったが、とりあえず電話番号を教えてもらうことに。
その後女の子を出産したマーロだったが、想像を超える家事と育児の大変さに遂に限界がきてしまい、ベビーシッターを頼むことを決意する。
そして初日、夜に現れたベビーシッターは、タリー(マッケンジー・デイヴィス)という名前のいまどき女子。
おへそが丸見えのシャツを着て、冷蔵庫の食べ物を勝手に漁り、タメ口でしゃべるタリーを見て、マーロは子供を預けることが不安になってしまうのだった。

 

主な登場人物

 

マーロ(シャーリーズ・セロン)

 

娘と息子、そして3人目を妊娠中のママ。
毎日の家事と育児に大忙しで、3人目が生まれたある日、精神的にも肉体的にも限界に達してしまう。
兄に紹介された夜だけ限定のベビーシッターを頼むことに。

 

 

タリー(マッケンジー・デイヴィス)

 

夜だけ限定で現れるベビーシッター。
おへそが出たシャツを着て、冷蔵庫を勝手にあさりタメ口で話すといういまどき女子。
だが仕事ぶりは完璧。
みんなが朝起きた時には必ず姿を消している。

 

 

ドリュー(ロン・リヴィングストン)

 

マーロの夫。
基本優しいが、仕事をする以外は何もしない。

 

 

 

クレイグ(マーク・デュプラス)

 

マーロの兄。
3人目を出産目前のマーロを心配して、夜だけ限定のベビーシッターを紹介してくれる。

 

 

 

ジョナ(アッシャー・マイルズ・フォーリカ)

 

マーロとドリューの2人目の息子。
情緒不安定で、不安になると暴れてしまう。
校長先生に呼び出されたマーロは、ジョナ専属の先生を雇ってほしいとお願いされてしまう。

 

 

サラ(リア・フランクランド)

 

マーロとドリューの1人目の娘。
比較的手がかからないいい子。

 

 

 

 

作品について

 

監督・製作を務めたのは、ジェイソン・ライトマン
過去に「JUNO / ジュノ」、「マイレージ・マイライフ」でアカデミー賞にノミネートされ、ゴールデングローブ賞や英国アカデミー賞では脚本賞を受賞したこともあります。
その他、「ヤング≒アダルト」、「とらわれて夏」など結構有名な作品を手がけている監督さんです!

「タリーと私の秘密の時間」は、プロデューサーで脚本家でもあるディアブロ・コーディ氏の実体験から作られた作品だといいます。

コーディ氏自身も3人のお子さんがいて、その時の家事や育児の大変さから夜限定のベビーシッターを雇うことにしたそうで、そのおかげですごく助かったという体験から産後の母親の精神的な落ち込みや育児の大変さなどを描こうと決めたそうです。

同じ女性からすると、そういう体験を映画にしてもらえるのはすごく助かりますよね。

 

観た感想

 

me

ラストに進むにつれて胸が苦しくなった・・・。
こんな物語だったとは・・・

 

この作品のポイントは謎のベビーシッター・タリーです。
タリーが何者かわかってからは、話がガラッと変わっていきます。
とはいえ、鋭い人ならタリーが何者なのかはうすうす勘付いてしまうと思いますが、それでもやっぱり衝撃的でしたねー。

なんていうか。。。とても悲しくて、憤りも感じました。

私も今、まさに出産を控えているんですが、この映画を観て1人で育児をすることの大変さや、産後うつの怖さを感じて不安になってしまいましたね。。

 

シャーリーズ・セロンの役作りが相変わらずすごい!

 

 

「タリーと私の秘密の時間」を観た人は誰もが驚いたと思いますが、シャーリーズ・セロン姐さんの容姿の変化がすごかったですよね!

出産後のマーロのお腹は脂肪でだるんだるん・・・。
胸や顔のお肉もたるんでいて、DiorのCMで完璧なボディーを披露していた姐さんの姿はどこへやら・・・。
かなり衝撃を受けました。

「モンスター」の時の14キロ増量も衝撃的でしたが、今回はなんと・・・

約18キロ増量!!

目標は23キロ増量だったみたいですが、大量の加工食品や砂糖を食べ過ぎて、精神的に不安定になってしまったらしいです😱
白い砂糖って体に良くないって聞きますが、本当に良くないんだなぁと思いましたね・・・。
それにしても姐さんの役作りはいつも本当にすごいと思いますわー!
プロだなぁと、尊敬しますね。

てか、増量した後に元に戻せるからすごい・・・。
私には無理ですw

 

夫が最低すぎる(ネタバレあり)

 

 

この映画を観ていて一番イライラしたのは、マーロの夫・ドリューの無神経さ。

もともと、マーロ自身が完璧主義なところがあって、家事や育児は女がやるものだっていう考え方だったみたいなので、こうなってしまったのはお互い様なのかなぁとも思うんですが、それでもドリューの言動は許せません・・・。

ドリューは普段は仕事もちゃんとしているし優しい夫ですが、マーロのことを見ているようで見ていません。
家事育児をしているマーロのことを、「楽しそうにしていたから」とか、「元気そうだったから」とか言ってるんですけど、実際ドリューは仕事から帰ると家事育児そっちのけで部屋でイヤホンつけてゲームしてますからね。

おまけに、3人の子育てで疲れ切ったマーロが出した夕食の冷凍ピザに対して、

「冷凍ピザか、最高だな」

ですってー!!!
この状況でよくそんなことが言えるよな。

なんていうか、男の人ってハッキリと「私は今大変です」「疲れています」って口で言わないと気づいてくれないですよね。

うちの旦那もそうなんですが、言われないと気づかないって自分で言ってるからね。
手伝って欲しいなら言ってくれってさ・・・。
こっちからすると、それくらい言われなくても気づけよ!!って思うんだけど、根本的に男性と女性の脳の作りが違うので仕方ないみたいですよね(^_^;)
そうすると、自分でやったほうが早いって思って無理しちゃったりね。

ワンオペ育児ってこういうことから始まっていくのかなぁなんて思ったり。

あと、私個人的になんですが、結婚してからもゲームにはまっている男性って、生理的に受け付けないんですよね・・・。
ゲームをお仕事にしている人は別ですが、大人になって、ましてや親にもなってゲームしてるって何か理解できないんですよ(^_^;)
この人、幼稚だなぁって。。。
程々にだったり、ちゃんと家事や育児を手伝ってくれるならまだいいけどね・・・。

なのでドリューを見てて、本当に気持ち悪かったです・・・。

 

タリーの正体(ネタバレあり)

 

 

さて、この映画の最大の謎が、育児に疲れたマーロが夜だけ限定で雇ったベビーシッターのタリーの正体です。

現れたタリーの見た目は、大胆におへそが出たシャツを着てちょっと派手な格好だったり、お腹が空いたと言って冷蔵庫の中の食べ物を漁って食べたり、タメ口で話してきたりと、ちょっとこの子大丈夫?と思ってしまうような印象・・・。

でも仕事は完璧!!

仕事内容としては、夜の10時半に現れてマーロが寝ている間はタリーが赤ちゃんの面倒をみること。
ミルクの時間になったらマーロを起こしに来てくれるんですが、マーロはそれ以外はゆっくり眠るだけという。
朝になるまでには部屋の掃除も済ませてあり、カップケーキまで焼かれていることもあるという。

これにはマーロもビックリしてしまうんですよね。

そんなこんなでタリーを信頼するようになったマーロは、タリーととても仲良くなっていき、マーロ自身も生き生きとして明るさを取り戻していきます。

でも、朝になると必ず姿を消してしまうタリー。

彼女は何者なのか・・・?

実は、タリーは
マーロが育児の疲れから自分で生み出した
昔の自分だったのです。

タリーという名前は、実はマーロの旧姓。

マーロはベビーシッターを雇ったと思っているけれど、それはマーロの妄想。
実際は雇っておらず、夜の間に全部マーロ自身が育児や掃除をこなしていたのです・・・。

最終的には、自分で生み出したタリーに誘われて夜中に飲みに出かけ、飲酒運転で事故を起こしてしまいました。

病院にドリューが駆けつけた時に先生に言われたことは、マーロは極度の不眠症だったということ。
そりゃそうだよね・・・
寝ないで夜中に育児と家事をこなしていたってことだもん。

育児に疲れ果てて現実逃避したかったんでしょうね・・・。
本当にこの展開にはショックを受けました。

ドリューも同じベッドで寝ているのに全く気づいていないというね。
いつも隣でヘッドフォンつけてゲームしてたもんね。
本当最低男。
悲しくなりました。

でも救いだったのは、これがきっかけでドリューが少し変わってくれたこと。
このまま終わらなくて本当によかったです・・・😢

 

個人評価は?

 

この映画を観て、子育ての大変さ、歳を重ねてからの出産・育児の大変さ、家族の協力がどれだけ大切なことなのか、とても考えさせられました。

マーロとドリューを見て思ったのは、ちゃんと夫婦で話し合いが必要だなということ。
家事、育児は女性がやるのが当たり前ではなく、お互いが協力し合うことが大事だということを、夫婦でちゃんと理解することが必要だと思いました。

この映画は特に男性に観ていただきたいですね。

家事や育児を奥さんに任せきりの旦那さんは、この映画を観て考え直してみてください。

 

me

個人評価は3.9です!

 

2 COMMENTS

いごっそう612

なかなか重い話じゃないですか、非常に興味が惹かれました。
子供がいるのにゲームやっている男批判に同意、ゲームやっている時間があれば子供と外で遊んでやれよと思います。

僕は病院で働いていますが、看護師の女性は強いんですよね(笑)
だから周りは家事育児を男性が行う方が多いです。
僕ももちろんやってますが、仕事から帰ってご飯作ったり、子供の勉強みたり、洗濯畳んだり‥かなり大変ですよね

これを女性1人でやるとなれば、精神的に参ってしまうのも分かります。
ましてや出産後なら尚更‥
こういう映画は色々な人に観て欲しい作品ですよね。
ご紹介ありがとうございました。

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asami

お返事遅くなってすいません(T ^ T)

ジャンルはコメディとかに入るみたいですが、現実的に考えると全く笑えなかったです。。

ゲーマー 夫、理解できないですよね!
ホントその通りですよ。

看護師さんは強いってよく聞きます。笑
結構稼いでるし、旦那さんも頭上がらないって人も多いのかも(^_^;)

いごっそうさんは、ブログとかで時々ご家族のことを書いてるのを読んでいると、育メンパパだなぁってすごくわかります(^ ^)

奥さんも働いている場合、仕事の他にこれらの事を1人でやっていると思うと、本当に大変ですよね。

まだまだ女性が家事育児をするのが当たり前と思っている男性もいると思うので、沢山の人に観てもらいたいです!

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