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ある少年の告白【ネタバレあり感想】同性愛は罪?少年が体験した矯正施設での実話を映画化した衝撃作

こんばんは、asamiです!

今日ご紹介する映画は、

「ある少年の告白」

です。

原作者のガラルド・コンリーが、自分が同性愛者であることを両親に告白したことで、矯正施設に参加させられてしまった体験を出版。
それを、「ザ・ギフト」のジョエル・エドガートンが監督を務め映画化した作品となっております。

矯正施設で行われていたこと、そしてエンドロール直前で流れてきた内容にも衝撃を受けました。

ネタバレありでまとめていこうと思います。

 

 

ATTENTION
ネタバレが気になる方は、目次をご利用ください。

 

予告動画

 


 

あらすじ

 

とある田舎町で、牧師をしている父・マーシャル(ラッセル・クロウ)と母・ナンシー(二コール・キッドマン)に育てられた少年・ジャレッド(ルーカス・ヘッジズ)は、大学に入学した時に自分が同性愛者であることに気づく。
大学でのある出来事がきっかけで同性愛者であることを両親に疑われたジャレッドは、自分がゲイであることを思いきって告白。
しかし、キリスト教では同性愛は罪とされており、さらにその事実を受け入れることができない両親は、他の牧師達の助言を受けジャレッドを矯正施設へ参加させることを決意する。

 

主な登場人物

 

ジャレッド・イーモンズ(ルーカス・ヘッジズ)

牧師である父と母を両親に持つ。
大学に入学したある日、ジャレッドは自分が同性愛者であることに気づく。
そのことを両親に告白するも受け入れてもらえず、同性愛を治す矯正施設へと参加させられてしまう。

 

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ナンシー・イーモンズ(二コール・キッドマン)

ジャレッドの母親で、牧師の夫を持つ妻でもある。
ある日、ジャレッドが同性愛者であることを告白してくるも、ショックで受け入れることができず、牧師達の助言に従いジャレッドを矯正施設に参加かせることを決意する。

 

 

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マーシャル・イーモンズ(ラッセル・クロウ)

ジャレッドの父親で、牧師。
自分は牧師であるし、キリスト教では同性愛は罪とされているため、ジャレッドの告白を受け入れることができなかった。
他の牧師達に相談し、ジャレッドを矯正施設へ参加させることを決める。

 

ヴィクター・サイクス(ジョエル・エドガートン)

ジャレッドが参加することになった矯正施設のセラピスト。
同性愛を治すためと、様々な苦しい治療を行なっている。

 

 

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映画について

 

「ある少年の告白」の原作は、ガラルド・コンリー「Boy Erased:A Memoir of Identity,Faith,and Family」

同性愛者であるガラルド・コンリー自らが体験した、性的指向を治す矯正施設での出来事を告白した本です。
この本を出版したことで矯正施設の実態が明らかになり、これまでに70万人もの人が施設で辛い経験をしたことがわかりました。
そして今現在でも施設が存在し、根拠のない治療が行われているのだそうです。

そんな実態を知った俳優ジョエル・エドガートンが、いてもたってもいられず自ら監督・脚本・製作・出演を務め映画化したのが、「ある少年の告白」です。

主人公を演じるのは、「マンチェスター・バイ・ザ・シー」のルーカス・ヘッジズ
この作品で、ゴールデングローブ賞の主演男優賞にノミネートされました。
さらには、父親役にラッセル・クロウ、母親役にニコール・キッドマンと、豪華な出演者での作品となっております。

 

観た感想

 

me

自分を偽って生きていくなんて無理・・・

とても重く考えさせられる内容でした。
私、結構宗教がらみの作品を観るのが好きなんですが、信仰ってなんなんだろうっていつもそこにたどり着くんですよね。

同性愛は罪・・・だからキリストのために治さないといけない・・・
自分自身が宗教にこだわりがないからこそ、とても理解しがたい内容でした。

そして、今でも矯正施設が存在し、無意味な治療を受けて苦しんでいる人がいるなんて・・・とても信じられないです。

矯正施設で行われていたこととは?(ネタバレあり)

主人公のジャレッドは、大学生になった時に自分の恋愛対象が男性であることに気づき、ある事件がきっかけでそのことを両親に告白します。
しかし、牧師である父親と母親は、ジャレッドが同性愛者であることを受け入れることができず、矯正施設への参加を勧めてきたんです。

ジャレッドも、最初は治せるものだったら参加してみようと思ったんでしょうね。
両親の勧めを断らず、参加することを決めたんです。。。

ジャレッドが参加することになった矯正施設は、コンバージョン・セラピーと言って性的指向を強制的に変更しようとする治療を行なっている施設です。
朝9時から夕方5時まで行われ、携帯電話などもすべて没収、そして施設での出来事は誰にも話してはいけません。
施設の職員はみんな元同性愛者であり、“治療をして治った”人たちだといいます。

主宰のセラピスト・サイクスは、

同性愛者には自分が選んでなった

と言うんですよね。
自分の今の職業は、生まれつきではなく自分がなりたいと選んだからその職業についている、それと同じなんだ、と。
だから、治せるということなんでしょうか・・・

そして家系図を書かせ、家族や親戚の中に同性愛者や性犯罪者、アルコール依存症など、罪を犯した人がいないか探させるんです。
もし罪を犯した人がいた場合、その人が自分がこうなってしまった原因なんだと言うんですよね。

他にも、男らしさを出させるために、筋トレしたりバッティングしたり、何これ?っていう治療もしていました。

中でも精神的に辛そうだったのが、参加者1人ずつ自分の罪を語ること。
同性愛者になって自分がしてきたことを、罪としてみんなの前で語るんです。
これが原因で精神的におかしくなってしまった参加者もいたし、治す気がないと判断された参加者は、後日悪魔祓いのような儀式を行い、聖書で殴られたりもしていました・・・。

こんなことしても病気じゃないんだから治るわけないし、治すっていう言葉を使っている時点で理解できなくて、さらには変な儀式までして怖いとさえ思ってしまいましたね・・・

このような無意味な治療を行ったことが原因で、鬱になったり自殺してしまう人も多いそうです。
原題の「Boy Erased」を訳すと「消された少年」となりますが、まさに自分が自分でなくなって消えてしまうってことですよね・・・。

 

息子を愛してるからこその考え(ネタバレあり)

ジャレッドの家族はクリスチャン。
そして父・マーシャルは牧師なんですよね。

キリスト教では同性愛は罪だとされているので、牧師の子供が同性愛者なんてあってはならないこと。
ジャレッドの告白を聞いた時、両親はとてもショックを受けていました。

父・マーシャルは、他の牧師たちを家に招き、話し合いの結果ジャレッドを矯正施設に参加させることが決まりました。
そして一緒にいたナンシーも、男たちの意見に従いジャレッドを受け入れようとしませんでした。

でも、ある日ジャレッドが施設でセラピストと揉めて、ナンシーに助けを求めたんです。
その後ナンシーは飛んできてくれて、ジャレッドを助け出してくれました。

ナンシーは、マーシャルが他の牧師たちとジャレッドをどうするか話し合っている時に、男たちの意見に従ってしまったことを後悔していたんです。
でも、息子が苦しんでいるとわかって、ジャレッドを受け入れ味方になってくれたんですよね。

その後、ジャレッドは矯正施設で行われていたことを本にして出版。
これまで施設で行われていたことを口外するなと言われ実態が明らかになっていなかったのが、本を出したことで公になりました。

対するマーシャルは、ジャレッドにまた施設へ戻るように言ってきました。
でも、戻れと言うのは、自分が牧師だから息子にまともになってほしいと思っていたというのもあるんですが、父親が息子に対して思い描いていた未来があったからでもあるんですよね。

マーシャルはジャレッドに、ゆくゆくは跡を継いでもらいたかったし、当時ジャレッドが交際していた彼女と結婚して孫の顔を見るという夢があったんです。
だから、どうしてもジャレッドが同性愛者だということを受け入れることができなかったんですよね。

父親と母親の息子に対する考え方の違いもあるかもしれないですが、受け入れてくれたナンシーと受け入れることができないマーシャル、どちらもジャレッドを愛しているからこその考えなんです。

だから、マーシャルが受け入れてくれないことに対して、ひどい父親だとは思えませんでした。

 

エンドロール直前に流れた衝撃的事実(ネタバレあり)

もう、この映画の1番の衝撃だったかもしれません・・・。

この映画は、ガラルド・コンリーが体験した実話を基にした作品です。
なので、エンドロール直前にガラルド・コンリーのその後が流れてきたんですが、次に流れてきた文に衝撃を受けました。

ガラルド・コンリーは、現在夫とともにニューヨークで生活をしているそうですが、

矯正施設の主宰・ヴィクター・サイクスのモデルとなった人物も、矯正施設を辞め、テキサスで夫と暮らしている

と流れてきたんですよ・・・。
すっごいびっくりしました・・・。

思わず巻き戻して二度見しましたからねw

もしかしたらサイクス本人も、治療によって治ったと洗脳されていたのかもしれないし、キリストの教えを守るために何としてでも参加者を治したいと思っていたのかもしれないですが・・・。

結局は、自分に嘘はつけないってことですよね。

ガラルド・コンリーが本を出したことで、本当の自分をさらけ出すことができた人、沢山いただろうなぁ。

個人評価は?

 

とにかく重かったです。
宗教って何なんですかね。
宗教がらみの映画を観るたびに、疑問が増えていきます・・・。
信仰って悪いことではないけれど、人をダメにするものでもありますよね(^_^;)

最近は、日本でもLGBTを受け入れる働きが増えてきましたが、それでも親にも言えずに本当の自分を隠して生きている人も沢山いるんだろうな・・・。

ジャレッド(ガラルド・コンリー)の勇気のある行動に拍手したいですね。
これからも、旦那さんと幸せに暮らしてほしいです。

me

個人評価は、4.2です!

2 COMMENTS

いごっそう612

この映画かなり記事書いてるブロガーさんが多くて気になってました。asamiさんの評価も4.2という事でやっぱ良い映画の様ですね。内容的にも考えらされる感じで興味深いです。俳優陣も豪華だし、Netflix配信楽しみに待ちます。

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asami

めっちゃ返事遅れてごめんなさい(T_T)
この映画は観ておくべき映画だと思います。
すごく重い内容ですが、ぜひ観てみてください!

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