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怪物はささやく【ネタバレあり感想】少年の心の中に潜む葛藤が怪物によってあぶり出されていく感動作!!

こんばんは、asamiです。

さて、今日ご紹介する映画は、最近レンタルになったばかりのこちらです!

 

「怪物はささやく」

 

 

ATTENTION
この記事にはネタバレを含む項目があります。
気になる人は目次をご利用ください。

 

予告動画


あらすじ

 

13歳の少年コナー(ルイス・マクドゥーガル)は重い病に侵されている母親と2人で暮らしている。
学校に行っても友達もおらず、いじめられてばかりいるコナーは毎晩のように悪夢にうなされていた。
そんなある日の夜、コナーの部屋へ怪物が現れこう話した。
「私がこれから物語を3つ話すから、それを聞いた後に4つ目の物語をお前が話せ。そしてお前が隠している真実を話せ」と。
コナーは恐怖で怪物が何を言っているのか理解できず断っていたが、1つ目の物語を聞いていくにつれ興味が湧くようになっていく。
3つ目の物語が語られた時、コナーの口から4つ目の物語を、そしてどんな真実が語られるのだろうか・・・。

 

主な登場人物

 

コナー(ルイス・マクドゥーガル)

 

絵を描くのが大好きな少年。重い病気の母親のことをいつも気にかけているが、心の中に沢山の不安を抱えている。学校では友達はおらず、いつも決まったグループにいじめられている。

 

 

ママ(フェリシティ・ジョーンズ)

 

コナーの母親で長い間病気と闘っている。いくつかの治療を試みるが良くならず、毎日とても辛そうにしている。コナーと同様で絵を描くことが好き。

 

 

 

おばあちゃん(シガニー・ウィーバー)

 

コナーの祖母。コナーとは相性が悪くギクシャクしている。母親の容体が悪化したときに、コナーを自分の家で一緒に住ませることにする。ちょっと難しい性格に見えるけれど、本当はとってもいい人。

 

 

怪物(リーアム・ニーソン)

 

コナーの家から見える墓地に植えてあるイチイの木。1000年以上前から植えられていて、沢山の人を見てきたという。決まった時間にコナーの元に現れ、物語を聞かせようとしてくる。

 

 

 

観た感想

 

原作はパトリック・ネスの「怪物はささやく」です。

 

 

主人公の少年コナーの前に現れるようになった怪物。
その怪物はコナーに3つの物語を聞かせようとしてくるんだけれど、4つ目はコナーに話すように言ってくるんです。
しかも、コナーの心の中にある真実を話せと。

最初は何のために聞かせているのかわからなかったんだけれど、物語の内容もとても考えさせられる内容だし、話が進むにつれてコナーの心の中に潜んでいる秘密が暴かれていくのでとても感動しました。

 

怪物が現れた目的(ネタバレあり)

 

突然現れた怪物

 

ある日突然決まった時間の12時7分に現れるようになったイチイの木の怪物。
現れるようになった目的って何なんでしょうか?

コナーが毎晩のように見る悪夢。
コナーの家から見えるイチイの木がある墓地で、ママとコナーが2人でいるんですが、突然地面が崩れ落ちてしまい、ママは落ちそうになってしまうんです。
コナーはママの手を掴んで助けようとするんだけど、耐えられなくて手を離してしまうところで目が覚める夢なんですよね。

ママは助かる見込みのないガンに侵されていて、死んでしまうかもしれないという不安に悩まされていることが夢となって現れているのでしょうね。
それを知っている怪物は、コナーを癒したいから現れたと言うんです。

怪物が話す3つの物語を聞き終えた時に、4つ目の物語としてコナーの真実を語らせることがコナーを解放させる方法なんだ、と。
怪物は時に厳しいことを言うんだけれど、その目はいつも優しく感じました。
本当にコナーのことが心配で救ってあげたくて現れているんだろうなって感じるくらいに。
コナーも13歳の若さで重い現実を背負っているなんて、本当に辛いだろうなって思うと涙が止まりませんでした。

 

3つの物語(ネタバレあり)

 

絵の具で描いたようなとても綺麗な物語

 

怪物が話す3つの物語。
劇中では絵本を見ているかのような映像でとても綺麗なんですが、この物語は人間って本当はこういうものだということを表現しているんですよね。

そして、実はコナーの今の状況とリンクしているんです。
でも、これがうまく表現しきれていないというか。。。
原作を読んでいないからなのか理解するのが難しかったです。

それでも、この物語はすごく心に響きました。

 

 

物事には二面性があって、見る人の角度によっては善人になったり悪人になったりすること

1つのことを信じぬくことってとても大変だということ

誰かに見てもらいたくて行動を起こすが、その行動が原因でさらに誰にも見てもらえなくなることもあるということ

 

 

人間って誰もが心の中に矛盾を抱えているんですよね。

コナーの場合、ママがガンになって助かる見込みがないってわかっているけれど治ってほしい、早く治ってほしいけれど辛そうなママを見ている自分が耐えられないから楽になりたいっていう心の中の矛盾。
その矛盾を悪いことだと考えて、そうじゃないと嘘をついて隠しているんです。

でも、こう思ってしまうことって決して悪いことではないし、人間なんだから思ってしまって当然のことなんですよね。
こう言うことが悪いことだと言ってる人っていうのは、ただの綺麗事言ってるだけだと思います。

現実的に考えると、コナーのように家族に重い病気の人がいたり障がいを持った人がいたり、親や配偶者の介護をしなければいけなかったり・・・タイムリーな内容だと先日引退を発表した某有名プロデューサーとかね。
こういうことって、経験した人にしかわからない大変さがありますよね。
大好きで長生きしてもらいたいって心の底から思っていても、ある時は負担が大きすぎて早くこの状態から解放されたいと思ったり、人間は所詮自分がかわいいからそう思うのが普通なんです。

そんな心の矛盾に苦しんでいるコナーを癒して楽にしてあげたいと現れた怪物は、3つの物語を聞かせることによって、コナーの心に潜んでいる真実を4つ目の物語として吐き出し受け入れさせようとしていたんですね。
コナーは本当に苦しかったんだろうな。
13歳の若さで母親の死に直面するわけですからね。。

 

 

コナーの真実(ネタバレあり)

 

真実を語るコナー

 

4つ目の物語としてコナーは心に秘めていた真実を語ります。

毎晩のように見る悪夢で、落ちそうになったママの手を離してしまうというシーン。
コナーは自分から離してしまったと言うんです。
早く楽になりたいと。

あーもう辛い。これ書いていながら涙が出そうになってしまいます・・・😢

それを聞いた怪物は、それでいいんだ。コナーは悪くないんだと言ってくれるんです。
怪物は、コナーが自分の真実と向き合うことを教えてくれたんですね。
向き合って受入れ得ることで、辛さから解放されると。

間もなくしておばあちゃんが迎えにきて、ママの最後を看取ることができたコナー。
その時間は、怪物が現れる時間と同じ12時7分だったんです。びっくりしました。

 

個人評価は?

 

ダークファンタジーなので、ただのファンタジーだと思って見てしまうとめっちゃ凹むと思います。

自分はコナーと同じような部分があるので、観ていてかなりダメージを受けましたねー。
しばらく引きずると思います・・・😖
オススメですが、元気な時に観ないとかなり凹むんじゃないかなぁ。

 

でも、人がみんな心の中に秘めている葛藤、矛盾、嘘・・・そういうのを表現してくれる素晴らしい作品でした!
そう思ったっていいじゃない。だって人間だもの。とそういう詩が浮かんでしまいます。笑

こんな素敵な本があるなんて、読んでみたいです!

 

me

個人評価は、3.9です!

4 COMMENTS

kamoko

この映画は、子供向けかと思ってました。
なかなか面白そうです。
愛する家族とはいえ、人は常に愛するばかりではいられないものですね。
それでいいと思います。

怪物は、グルートと被ってるかな~(^_^;)

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asami

完全に大人向けでした!
そうですよね。愛していたって嫌になったりいなくなってほしいと思ってしまったり、それが人間ですよね。

それ言ってる人多いです!確かにソックリですよね!笑

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いごっそう612

しまった~先ほどレンタル店に行って来ましたが借りるの忘れてたぁ(゚д゚)!
これ気になってたんですよね~。オススメ度も高い!
来月借りよう~。

返信する
asami

あららー!笑
でも、そういうことよくあります!お店に行くまでは、あれ借りてこれ借りてって思っていたのに、お店に着いた途端に何を借りようとしていたのかわすれてしまうっていう。笑
ぜひ、次回にでも見てみてください☆

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