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映画 マザー!【ネタバレ】終始不快!理解不能!日本で公開中止になった問題作?

こんばんは! asamiです。

今回はこちらの問題作のご紹介です!

「マザー!」

ATTENTION

この記事にはネタバレを含む項目があります。
気になる方は、目次をご利用ください!

予告動画

あらすじ

自然豊かで静かな場所に建つ一軒家。
そこにはとある夫婦が静かに暮らしていた。
夫(ハビエル・バルデム)は作家で新しい作品に励み、妻(ジェニファー・ローレンス)は家の補修をしていた。
ある日、2人の家に見知らぬ人が訪れる。
医者だというその男(エド・ハリス)は、民宿だと勘違いして来たと言うが、夫は彼をなぜか快く受け入れてしまう。
夫の行動を不快に感じた妻であったが、すぐに出ていくだろうと我慢をすることに。
しかし、次から次へと見知らぬ人たちが訪れるようになり、それを受け入れる夫に対して妻の我慢は限界に達してしまう。

主な登場人物

妻(ジェニファー・ローレンス)

のどかな自然の中に暮らしている。
夫の家が壊れていたので、綺麗に補修をする毎日を過ごしている。
ある日、謎の訪問者が家を訪れてきたことがきっかけで、平凡な日々が一変してしまう。

夫(ハビエル・バルデム)

妻と一緒に2人で暮らしている。
作家で新作を作ろうと執筆作業に励んでいる。
ある日、謎の訪問者を快く受け入れたことがきっかけで、次から次へとやってくる訪問者のことも受け入れてしまう。
妻の意見を聞き入れず、自分勝手な行動ばかりとっている。

訪問者の男(エド・ハリス)

ある日突然、夫婦の家にやってくる自称医者の謎の男。
時々ひどく咳き込み、命は長くない模様。
実は夫の熱狂的なファンだということがわかる。
夫が受け入れたことで、家に居座ろうとする。

訪問者の女(ミシェル・ファイファー)

謎の男が訪問した次の日に訪問してくる女。
男の妻だということが判明する。
人の家なのに自分の家のように過ごす勝手な人物である。
なぜか夫の書斎に勝手に入ろうとしている。

謎の訪問者の息子(長男と次男)

どんな映画だった?

「mother!」は2017年9月にアメリカで公開されたホラー映画です。

ジャンル的にはホラーというか、ぶっちゃけどのジャンルに入るのかわからない作品ですw

監督はダーレン・アロノフスキー監督
ある意味いろんな話題作を手がけていますね。

「ブラック・スワン」は結構好きでした!

2人が住んでいる家(楽園)

アメリカでは賛否両論で、好き嫌いがはっきり分かれる作品となったみたいです。

特に観客からは酷評が多く、シネマスコアで最低評価を獲得するという事態にまでなりました。

ただのホラー映画だと思って観に行ったら、訳のわからない内容だった、女性を差別している!などというコメントも寄せられたみたいですが、監督曰く「ある特定の人に向けて作った映画」だということです。

そんなことがあり、日本では今年の1月に公開予定だったんですが公開中止となりました。

そして3月23日にTSUTAYAで先行レンタル開始されたので、早速借りてきたというわけです。

終始不快度100%

夫「いいじゃん、泊めてあげても」

この映画の簡単な流れはあらすじにも書いてありますが、自然豊かな場所で暮らしていた夫婦のもとに1人の男がやって来て、夫が快く泊めてしまうんです。

それからその男の妻や2人の息子までもがやって来て、やがて家の中はめちゃくちゃになっていくんですよね。

訪問者はそれで終わらず、最終的には何人かわからないくらいの数になっていきます。

彼らは作家である夫の”熱烈なファン”だというのですが、あまりにも身勝手すぎて終始イライラ不快です。

ジェニファー・ローレンス演じる妻が夫の行動に理解できずにいる姿を見ると、自分の家に見知らぬ人たちが勝手に入って来たら・・・と置き換えて考えてしまい、すっごい不快になってしまいましたw

不快といえばこちらの映画「聖なる鹿殺し」もかなり不快ですよ!

日本人には理解しがたい内容

夫「いいじゃん、みんなの家ってことで」

私はこの映画が日本で公開されないと知った時点でネタバレを見てしまったのですが、これは日本人には理解するのが難しい作品なんじゃないかと思いましたねー。

宗教的な話が絡んでいるので、キリスト教を信仰している人にしかわからないのでは?

ネタバレを見たからといっても、キリスト教のお話はほとんど知らないので理解できないところが沢山ありました。。

ただ、理解できないところもあるんだけれど、家に勝手に押し寄せてくる人たちに対するイライラ感だけでもお楽しみくださいw ほんとイライラするからw

私、終始眉間にシワを寄せて観てたからねw

結局なんだったの???(完全ネタバレ)

妻「いい加減にしろバカ夫がぁぁぁ!!!」

おそらく日本人のほとんどが理解不能であろうこの映画。

一体何が言いたいのだろうか?

この映画は、キリスト教やユダヤ教の旧約聖書の「創世記」の中の1章から11章までの内容を主に描いているのではないかと思われます。

映画を観た後、「創世記」を少し読んでみたんですが、映画の内容と照らし合わせると一致することが多かったです。

映画に出てくる登場人物を「創世記」で出てくるキャラクターに置き換えて、この映画をもう一度見ていこう!

※っていっても私はキリスト教や聖書に詳しいわけではないので、ちゃんと置き換えられているのか自信はありません
そのへんはご了承くださいませ。

夫・・・神・創造者

妻・・・マザー・アース(母なる大地)

訪問者の男・・・アダム

訪問者の女・・・イブ(エバ)

訪問者の長男・・・カイン

訪問者の次男・・・アベル

作家である夫(創造者・神)は新作を作ろうとしている。

妻(マザー・アース)は家(楽園)の手直しをしている。

ある日突然男(アダム)が訪問してくる。
そして次の日には女(イブ)もやってくる。
その2人は夫婦であり、人の家で性交渉をしたり、夫が入るなと禁じている部屋に入り大切なものを壊してしまう(アダムとイブが神に禁じられた果実を食べてしまう)。

それを知った夫は怒り、2人を追い出そうとする(アダムとイブが神にエデンの園を追い出されてしまう)。

しばらくして、2人の息子(カインとアベル)がいきなり現れる。
次男(アベル)はとてもいい人だったけれど、長男(カイン)はとても悪い人で、口論の末次男を殴り殺してしまう(人類最初の殺人の加害者・被害者)。

それでも夫は次から次へと訪問者(信者)を受け入れ、その人数はどんどん増えていく。
妻には子供(イエス・キリスト)が生まれるが、夫が訪問者達に子供を公開したことで、子供は殺されて食べられてしまう(キリスト教徒が食べる聖体?)。

それを見た妻は、怒り狂い家に火をつけて全てを焼き尽くしてしまう(ノアの方舟の大洪水?)

生き残った夫と妻。夫はまたやり直そうと言い、妻の心臓をえぐり取ると、心臓はクリスタルのような石に変わり、焼き崩れた家がまた再生され、物語はまた繰り返される。

こんな感じなんだけど、結局は創造者である神が自分の思い描いた楽園にしようと作り上げているんだけど、思うようにいかなくなって全てを壊してまたやり直すっていうことの繰り返しなんです。

映画の冒頭で、炎に包まれた女性が映ると思うんですが、その女性はよく見るとジェニファー・ローレンスではないですよね。

ってことは、ジェニファー・ローレンスが演じる妻になる前は、別の女性が妻として神に作られていたということですね!

ただ・・・、妻が全てを焼き尽くしてしまうシーンがノアの方舟の大洪水?と思っていたんですが、創世記では神が洪水を起こしているので、私の考えではちょっと無理やり感がありましたね😅

コメント欄で結構詳しくお話ししてくれている方がいらっしゃって、とても参考になりました!
ありがとうございます
詳しい人が観ると、やはり受け取り方や解説に対する違和感など余計感じるんだろうなと思いましたね。

でも、宗教からちょっと視点を変えて、マザー・アースが地球だとすると、地球に人間がどんどん増えて争い事や自然破壊を繰り返すことで最終的に地球が滅亡する、そしてまた再生する・・・こう言うことにも考えられるのかなぁと思いましたね。

人間ってどんなことでも結局災いを起こす原因なんだなぁ・・・。

個人評価は?

いやぁ、すごく不快だったけど、物語の意味を知りながら観るとかなり衝撃的な話だなと思いました!個人的には好きです!

「創世記」を知っている人やキリスト教信者の人が観ると、どういう気持ちになるのかがちょっと気になりました。

かなり賛否両論になると思いますが、それだけの問題作でもあるので気になった人は観てみて感想を教えてくださいー😄

me

個人評価は3.5です!

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10 COMMENTS

いごっそう612

最近レンタル屋に行って無かったので、知らなかった…
レンタルになっていたんですね!これ凄く気になっていたんですよ!
でも、ガッカリしそうですね~(笑)
でも借りに行ってみよう。

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asami

昨日からTSUTAYAで先行レンタル開始しました!
ガッカリするというか、え?今の何?何してるの?みたいな。笑

ネタバレ知ってから見たほうが絶対おすすめです!

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Kamoko

ポスターがとても気に入ってるんですが、内容はイマイチかも(^_^;)

キリスト教を主題に映画を撮れば、必ず批判されますからねー

アメリカの友人は、熱心なキリスト教なので、教えに反するものは一切否定します…

ジェニファー・ローレンス出てる時点で、私はちょっとイラつくかなー(笑)

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asami

ポスターはすごく綺麗ですよね!
確かに、宗教絡みはいろんな意見がありますもんね。
日本はともかく、アメリカとかキリスト教が多いところは特に。。
ジェニファーローレンス、すごく綺麗でしたよー!苦手だと、多分相当イラッとすると思います。笑

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asaooota

汚いにどが付く作品、見るに堪えない人間の汚さ、逃げれば終わるのに逃げずにいる、私は韓流ドラマの汚さにも顔を背ける意気地なし、それにも増してマザー2度と見たくはありません、人間不信になるのは私だけではないでしょう、移民問題もこれに類する話に近いのではないかと考えさせられます。
助け合う心は必要だが厚かましい侵入者には同調できず赦せません、映画って心が豊かに美しくなるものであってほしいです。

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asami

コメントありがとうございます。
マザーは本当に、asaoootaさんのおっしゃる通りのような作品でしたね!
苦手な人には観るのも耐えられない内容だと思います。
心が豊かに美しくなるものを映画に求めている人がいれば、私のように後味が悪い映画を求めている人もいて、好みは人それぞれですよね(^ ^)
様々なジャンルがあるので、苦手な人はこのようなジャンルのものは避けて観るのが一番かもしれないですね(>_<)

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こっこ

こんにちは~はじめまして。僕も友人に見させられましたが、終始不快だった覚えがあります(登場人物達にイライラしてたのもありますが、それ以上に映画の意味不明さに…笑)。ですが、創世記説を聞いて、なるほどなぁと思う部分も結構ありました。が。

そもそも聖書に「マザー・アース」的な存在は一切出てきませんよね!?そこが全般的に意味不明なんですよねぇ。それに神=夫は以前も別の女?と創造と破壊を繰り返していた的な考察がありますが、それって全然ユダヤ・キリスト教的じゃないと思います(少なくとも主流派では輪廻転生的な世界観はないはず)。それにそれに、人類の「悪」に怒って大洪水で皆殺しにしたのは「神」であって、それに対して旦那さんは何でもめっちゃウェルカムですよね。そして、最も重要なことは、もし仮に映画が旧約聖書をなぞらえているにせよ、その意図はなにか、ということです。映画の主題は何なのか。

個人的には、これら考察を踏まえてもやはり意味がわからないので、映像の綺麗さや俳優陣が好演していた点を除けば、全く評価できない映画だったと言わざるをえません…。

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asami

はじめまして、コメントありがとうございます(^ ^)
この映画は、意味がわからなくて本当にイライラしましたよね。笑

私はキリスト教信者ではないので、聖書に関して全然詳しくないのですが、創世記の中で天や地を創ったのは神だとされていることから、妻は神である夫に創られたマザーアース(母なる大地)なのかなと思いました。

神は創造と破壊を繰り返していたという所ですが、こっこさんの、ユダヤ・キリスト教的じゃないという意見は、その辺全く詳しくないのでブログのような解釈になってしまいました。ごめんなさい。

ノアの箱舟ではないかとの部分は、こっこさんの意見を読んで確かにそうだなぁと思いました。
そうなると、逆に妻が神なんですかね?
うーん。。よくわからない(ー ー;)

監督が何を伝えたいのかは確かにわかりませんし、宗教にあまり詳しくない日本人には更に理解ができないだろうとのことで上映も中止になったと思うので、日本人にはかなり難しいと思います。
かと言って、創世記と関係なく考えようとしても更に訳がわからないですし。。(ー ー;)笑

なので強引ではありますが、このような記事になりました。
聖書に詳しい方は納得いかないと思いますし、更に不快にさせてしまったかもしれませんね。
ごめんなさい(T_T)

もし全部理解できたら、こっこさんが解釈した内容も聞いてみたいです(^ ^)

興味深いコメントをしていただき、ありがとうございました(^ ^)

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きなこ

キッチンのシンクが壊れて水浸しになる部分が、ノアの方舟だそうです。みんなペアでしたよね、あのシーン。
最後は怒り狂った母なる大地が全て焼き尽くすと。火山噴火でしょうか。

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asami

コメントありがとうございます(^ ^)

なるほど、そのシーンがノアの方舟だったんですね!
確かに言われてみればそうだった気がします。

そうなると、ラストは噴火っていうイメージになるかもしれないですね。

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