今日は最近レンタルした映画のレビューをしようと思います!さっそくいきまーす。
「ウィッチ」
この記事にはネタバレを含む項目があります。
気になる人は、目次をご利用ください。
あらすじ
1630年のアメリカ・ニューイングランド。
信仰心が強いキリスト教徒の一家が街を追い出された。
父ウィリアム(ラルフ・アイネソン)と母キャサリン(ケイト・ディッキー)は5人の子供たちと森の近くの荒地で生活することに。
しかしある日、赤ん坊のサムが何者かにさらわれ行方不明になってしまう。
連れ去ったのは狼か、それとも魔女か・・・。
悲しみにくれる毎日を過ごしていた家族だったが、ウィリアムは娘のトマシン(アニヤ・テイラー=ジョイ)が魔女ではないかと疑い始める。
予告動画
主な登場人物
トマシン(アニヤ・テイラー=ジョイ)
ウィリアムとキャサリンの娘で一番年上。
末っ子の赤ん坊サムの子守をしているときに、何者かにサムがさらわれてしまい、魔女ではないかと疑われることになる。
ウィリアム(ラルフ・アイネソン)
5人の子供たちの父親であり、熱心なキリスト教徒である。
信仰心が強いため、住んでいた街を追い出されることになり荒地で暮らすようになる。狩りもうまくできないダメ男。
キャサリン(ケイト・ディッキー)
5人の子供たちの母親。ウィリアムと同じく信仰心が強いキリスト教徒。
赤ん坊のサムが行方不明になり、毎日悲しみにくれながら祈っている。
しかし次々に起きる悲劇に、半狂乱になってしまう。
ケイレブ(ハーヴェイ・スクリムショウ)
トマシンの弟。
しっかりものだが、最近性について興味を持ち始めている。
お姉ちゃんの胸が気になって仕方ない。←
サムの悲劇が起きた後、次に行方不明になってしまう。
観た感想
宗教の考え方の違いなどにより街を追い出された一家
こんなお話だった(ネタバレあり)
簡単に言うと、街を追い出された一家が、赤ん坊のサムの行方不明がきっかけで崩れ落ちていく様を描いた作品です。
映画の舞台となった時代はまさに魔女狩りが流行っていた時代。
何かが起きれば魔女の仕業?となるような時代だったことでしょう。
そんな世の中で家族に魔女ではないかと疑われてしまったトマシン。
最終的には自分から魔女になるという道を選んで終わります。
私の中で、魔女の映画で思い浮かぶのは、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」ですねー。
これは高校生の時に友達と映画館へ観に行って、POV方式で撮影された映画を初めて観たことやとても不気味だったことがすごく印象に残っています!
最近観た映画では「ジェーン・ドウの解剖」もそれ系の映画でした!
私、魔女を題材にした映画って結構好きかも!
なんかもっといろいろ知りたくなる!
魔女の存在を現す動物(ネタバレあり)
時々現れるうさぎ。魔女が化けているのか?
この映画ではいくつかの動物が出てきます。
ウィリアムと息子ケイレブが狩りに出かけた時と、トマシンとケイレブが森に出かけた時に現れたうさぎ。
実はうさぎって、古来から魔女がうさぎに化けて人里に現れるって言われていたみたいです。そんなうさぎを仕留めようと銃を撃ったり追いかけたりしちゃったもんだから、魔女に狙われてしまったんではないでしょうか。
そして黒山羊。
黒山羊は、キリスト教では悪魔の象徴とされていたみたいですね。
そして悪魔の化身として山羊に乗って空を飛ぶ魔女がいたと言われていたみたいです。
そんな黒山羊を飼っているんですよ。。
しかも、熱心なキリスト教徒だから、黒山羊が悪魔だってことも知っているのになぜ???
他にもカラスも出てくるし、キリスト教ではイースターで復活の卵として出てくる鶏卵も割れてしまったりと、不吉なことが起きるっていう警告がたくさん出てきていました。
災いは人間の心が起こす(ネタバレあり)
あぁぁぁ気持ちいいぃぃ!!の瞬間。
こういう宗教色の強い映画って必ずと言っていいほど人間同士で揉め事が起きたりするんですよね・・・。
神という見えない存在にばかり依存してしまっていて、起きた問題も祈れば解決するとか思っているし、黒山羊を普通に飼っていたのにも関わらず問題が起きた時に黒山羊は悪魔だとか言い出すし、トマシンが魔女ではないか?と誰かが言えば、そう疑ってしまう・・・。
何でもかんでも宗教に結びつけすぎだろ・・・。
でも、信仰心が強いって言うけれど、キリスト教では”聖なる金属”とされているキャサリンが大事に使っていた銀のコップを、ウィリアムがお金のために売って嘘ついて内緒にしていたり・・・
本当に信仰心が強いのか?それとも信仰心が強いと思い込んでいるのか、どちらにしても心が弱い人たちなんだろうなと思いました。
魔女もそんな惑わされやすい人たちを狙っているのかもしれないですね。
魔女になるきっかけって実はこんな感じ?(ネタバレあり)
悪魔と契約を結ぶトマシン。
この一家は、はたから見たら信仰心が強いキリスト教徒だなくらいしか印象に残らない一応普通の人間だったわけですが、最終的には魔女だと疑われたトマシンは自分から魔女になろうとするんですよね。
しかも、笑みを浮かべてこれからのことを考えているのか、とても幸せそうなんです。
女性が魔女になるのって、魔女にさせられるのではなく、この崩れ落ちた悲惨な状況から解放されたいと自ら魔女になることを選ぶんではないでしょうか。
人間の醜い心によって魔女を作り出していると言ってもいいのではないかと思いました。
個人評価は?
個人的にはすごく好きなジャンルで、観終わった後に結構ジワジワおもしろさがくる感じで良かったです!
なので、ホラー映画好きや魔女とか悪魔とか好きな人にはオススメですね!
キリスト教とか魔女のことをもう少し詳しく勉強してから観ると尚更おもしろいと思いました!
気になった人は是非観てみてくださいね!
me
なるほど勉強になりました。自分の分からなかったところ補完してもらった感じ!
黒山羊のシーンは同感(笑)自分もなんで?(; ・`д・´)と思いましたね。
コメントありがとうございます!
こういう宗教とか歴史がらみの作品って、勉強が必要ですよね。。。毎回つくづくそう思います(⌒-⌒; )
そうですよねー!笑
それだけの信者なら、悪魔だってわかっているはずだしおかしいだろ!って思いましたよね!笑
見た後に深く考えさせられそうですね。
信仰って、善と悪の表裏一体だと思います…何かにすがり、生きる希望を見出すのは良いけど、何かを信じるあまり、狂気に走ることも…
黒ヤギさん…やっぱり、読まずに食べちゃうんでしょうか。。
コメントありがとうございます!
魔女裁判が流行っていた時代は、本当にこんな感じで普通の人間を魔女だと疑っていたんだろうなと思わされました・・・。
そうですね・・・信仰が強すぎて周りが見えない状態になってしまうんでしょうね(^_^;)
それに、神にすがっていかないと生きて行けない状況っていうのもすごいですよね。
黒山羊さんは、きっと読まずに食べちゃうと思います!笑