3月になりましたね!3月と言えば、アカデミー賞!!
5日に開催されるので、どの作品が選ばれるのか楽しみ!!
さて!今回は、そのアカデミー賞で最多13部門にノミネートされている注目作をご紹介!
この記事にはネタバレを含む項目があります。
気になる方は、目次をご利用ください!
予告動画
あらすじ
1962年、冷戦時代のアメリカ。
子供の頃のトラウマが原因で言葉を話すことができないイライザ(サリー・ホーキンス)は、清掃員として政府の極秘研究所で働いている。
ある日イライザは、研究所に運ばれた謎の生き物を見つけてしまう。
その生き物は、アマゾンで神として崇拝されていた生物だというが、イライザはなぜかその彼に惹かれ、人目を盗んで会いに行くようになる。
言葉は話せなくても、手話やダンスでコミュニケーションをとっていくうちにお互いの距離が近づいていくのだが、イライザは彼がこれから始まる実験の犠牲になるということを知ってしまう・・・。
主な登場人物
イライザ(サリー・ホーキンス)
政府の極秘研究所で清掃員として働いている。
子供の頃のトラウマが原因で声を出すことができないため、会話は手話でしている。
毎日同じことの繰り返しで孤独を感じている。
謎の半魚人(ダグ・ジョーンズ)
アマゾンの川で捕まえられた謎の生物。
神として崇拝されていたという。
人間のように手足があり、二足歩行もできる。
水中でも陸でも呼吸ができる。
研究所の人たちは解剖して調べようとしているが・・・。
ゼルダ(オクタヴィア・スペンサー)
イライザと同じ極秘研究所の清掃員として働いている。
イライザのことをいつも気にかけてくれていて、とても優しく面白いキャラクター。
イライザとともに謎の生物を発見してしまう。
こちらにも出演しています。
ストリックランド(マイケル・シャノン)
謎の生き物を捕獲した軍の大佐。
研究所を仕切っている。
イライザやゼルダに対しても差別的で、謎の生き物にも暴力を振るう。
謎の生き物を研究のために殺して解剖しようとしているが・・・。
ジャイルズ(リチャード・ジェンキンス)
イライザと同じアパートに猫たちと住む、イライザの唯一の友達。
絵を書いていて、ゲイでもある。
謎の生物を救うためにイライザの協力をする。
ホフステトラー博士(マイケル・スタールバーグ)
研究所に博士として来たが、実はソ連のスパイでもある。
研究のために謎の生物を殺して解剖することに反対している。
人目を盗んで謎の生物に会いに来ているイライザを見つけてしまう。
こちらの映画にも出演しています!
どんな映画だった?
運命の出会いってやつですね
この映画は、「パンズ・ラビリンス」でアカデミー賞6部門にノミネートされ3部門を受賞した経歴があり、監督の他、脚本、制作、原案も手がけているギレルモ・デル・トロ監督の作品です!
そしてこの作品も、2017年ベネチア国際映画祭で最高賞である金獅子賞を受賞、また3月5日に開催されるアカデミー賞では最多13部門にノミネートされている注目作です。
同じくアカデミー賞で6部門7ノミネートされ、最有力候補として大注目されている「スリー・ビルボード」と一騎打ちになるのではないかと話題になっていますね!
どちらが作品賞を受賞するのか、それとも別の作品が受賞するのかとても楽しみです!
そして、アカデミー賞前に最有力候補の作品を両方観ることができてとてもうれしい😆
追記
5日に開催されたアカデミー賞授賞式で、見事作品賞を受賞いたしました!
その他、監督賞、作曲賞、美術賞も受賞し、今年度最多の4冠に輝きました!
おめでとうございます!!!
もともとはR18だけれど、日本ではR15のわけ
変態セクハラ最低野郎
この映画はアメリカではR18として公開されていましたが、日本ではR15となって公開されています。
この映画を観たらすぐに気づくと思いますが、開始早々にこれだというシーンが出てきます。
イライザの毎日の日課として、アレをアレしてアレレしちゃってるところなんですが。←笑
あと、モザイクかかっているシーンもありましたし、自分はなんとも思わなかったですがちょっとグロいところもあったりしました。
要するに、性的な描写や暴力的なシーンが多く含まれているため日本ではR15指定となったみたいです。
結構カットされているんですかね?
個人的には数秒しか映らないんだからモザイクなしで全部見せろや!!と思いましたが。笑
水の中の美女と野獣?
これ初めて見た時、チャン・ツィイーかと思ってました・・・w
この映画を見ていて真っ先に思い浮かんだのが、「美女と野獣」でした。
主人公のイライザは年齢もそこそこいっているので、とびきり美女ってわけではないですし、半魚人も結構気味が悪い感じの見た目なので、ディズニーみたいな感じではありません。
美女と野獣では、最後に野獣が人間に戻るけれど、この作品ではそんなラストではないんだよね。
監督は、従来のおとぎ話とは違った結末を作りたかったみたいです。
だから話は似ているようで似ていないんだけれど、簡単に言うならば「水中版・美女と野獣」かなぁと。
水の形は愛の形!
いろんな形の水が出くるのも、水の柔軟さを感じることができました
この作品の名前である「Shape of water」は訳すと「水の形」になります。
監督がインタビューでこう答えていました。
水はどんなところでも通り抜けるし、自由に形も変えることができる。
氷にもなるし蒸すこともできる、柔軟でとても強い力を持っている。
それは愛だと思う。
人種や肌の色・・・相手が誰であろうと愛する対象によって形を変えるんだと。
作中では、いろんな水の形が出てきます。
バスタブや水槽に溜めてある水、コップに注がれた水、卵を茹でている時の水、バスの窓に付いた水滴、天井から滴り落ちる水、ドアの隙間から漏れている水・・・
この映画を見て、水って無敵だと改めて思いました。
「Shape of water(水の形)」は、「Shape of love(愛の形)」なんですね!
とても深いなぁと思いました。
この時代だからこそ生まれた愛(ネタバレあり)
ゼルダの優しさに泣けます
この映画は1962年の冷戦時代のアメリカの設定になっているんですが、人種差別・性差別・男女差別などが普通にあった時代なんですね。
主人公のイライザは、子供の頃に受けたトラウマにより、声帯が使えず声を出すことができません。
それによって、バカにされたり性的な嫌がらせを受けたりと、周りのように普通に生活をして普通に恋愛をすることができなかったんだと思います。
そこで偶然運ばれて来た謎の生物と出会い、ありのままの自分を見て受け入れてくれる彼に惹かれていったんですね。
そして、彼もこれまでずっと孤独であり、そんな自分に優しくしてくれて、そして助けようとしてくれるイライザに惹かれていく・・・これはもう純愛ですよね。
水のように強く、そして優しい愛なんだなと思いました。
毎日同じことの繰り返しているだけだったイライザが、彼に恋をした途端にキラキラし始めている姿はとても可愛らしかったし、彼女は言葉が話せないので目での演技がとても上手だなと思いました。
彼を誘うような目はとても色っぽいとさえ感じました。
個人評価は?
最初は半魚人のリアルさにちょっと不気味さを感じたりしたので、大丈夫か?と思っていたんですが、見ているうちにどんどん可愛らしく見えて、最後には人間にさえ見えてきましたねー!
おとぎ話って感じですが、音楽も素敵でとても綺麗なお話でした!
言葉が通じなくても相手が自分と同じでなくても、愛することができるって素敵ですね😌
me
「シェイプ・オブ・ウォーター」見たいなあ。。こちらは来月当たりから公開されそう。
ただ、見たら好きかどうかは微妙です。。このテの映画は、凄く気に入るか、受け入れられないかのどっちかですね。
アカデミー賞ではたくさん受賞しそうですが。。「スリービルボード」も強いし、わかりませんねー
これは、好き嫌い分かれると思いますよー!現に、あまり日本では人気がないような気がします。
やっぱり、女性役と半魚人の見た目も関係するのかなぁと。
個人的には見てよかったですが、スリービルボードの方が好きでしたねー!授賞式、楽しみですね☆
本日観ました~僕は3.6くらいかなあ?
終盤は面白かったですが、序盤はけっこう眠かったzzz
アカデミー賞作品賞は無いかなあっと予想します。
意外な作品が来そうな予感!
記事読ませていただきましたー!
思ったよりもって感じでしたよね。外国人の感性は日本人とは違うから、どうなるんでしょうねー!いつも思うけど、受賞した作品って日本人ウケしなそうな作品多いですよね。笑
授賞式楽しみー!
劇中のいろんな水の形!
バスの窓のシーンは綺麗だなーと思いましたが、そういえばいろいろありましたね。
書く前にasamiさんの読んどけばよかった。
(書く前は原作読まないようにしているが)
おとぎ話とは違った結末…
これも事前に知っておけば…(笑)
終盤追跡劇もあって面白かったですが、
「スリー・ビルボード」のほうが好きです。
やたらとコップに注がれた水が出てきていたのですごく気になっていました!バスの水滴、キレイでしたよね(*^ω^*)
私も同じく、スリービルボードの方が好きですね。笑