母という名の女【ネタバレ評価】これはホラーだ!母が女に変わる時、母とは何かを考えさせられる

みなさま、あけましておめでとうございます。

2019年も「CIMENA520」は超マイペースで更新していこうと思っておりますので、今年もどうぞよろしくお願いいたします☺

さて、2019年一発目の映画記事を書いていきましょうかね。
昨年公開されてからずっと観たくて観たくてレンタルを心待ちにしていました。
上映劇場もめっちゃ少なかったんだけど、レンタルされている本数も少なくて近くのTSUTAYAでは1本しか出てなかったの。
おそらく、年明けて借りたの私だけw
昨年のうちにレンタルされていれば、年間ベストにも入ったんじゃないかなーと。
入れられなかったのがとても悔しいです😭
ってことで今日は、

「母という名の女」

ネタバレあり感想を書いていこうと思います。

新年一発目にふさわしくないタイトルですwww

 

母という名の女

 

ネタバレが気になる人は、目次をご利用ください。

 

予告動画

あらすじ

メキシコのリゾート地に建つ一軒の別荘。
その別荘に、クララ(ホアナ・ラレキ) とその妹のバレリア(アナ・バレリア・ベセリル)が住んでいた。
朝、キッチンに立つクララの後ろの部屋から聞こえる喘ぎ声。
その後部屋からは、17歳で妊娠中のバレリアと同じ年の少年マテオ(エンリケ・アリソン)が出てきて何事もなかったかのように朝食を食べ始める。
そんな2人に対して、クララはバレリアの部屋に入り汚れたシーツを無表情で取り替える。
日頃からストレスを抱えているクララは、疎遠の母親アブリル(エマ・スアレス)に頻繁に連絡しているようだが、対するバレリアは妊娠したことも言わずにアブリルを避けていた。
そんな時、突然2人の別荘にアブリルが現れる。
もうすぐ臨月を迎えるバレリアのためにクララが呼んだのであった。
初めは嫌がっていたバレリアも、出産の不安によりアブリルを頼るようになっていく。
そして無事に女の子を出産したバレリア。
アブリルの力を借りて子育てをするも、17歳という若さからか難航し、いつしかアブリルが我が子のように育てるようになっていく。
するとアブリルは、驚くような行動を取り始めていくのであった・・・。

主な登場人物

 

クララ(ホアナ・ラレキ)

 

バレリアの姉。
メキシコの別荘で妹のバレリアと暮らしている。
容姿にコンプレックスがあり、ストレスで食事のコントロールができない。
疎遠の母親に時々連絡をしている。

 

バレリア(アナ・バレリア・ベセリル)

 

クララの妹。
子供を身ごもっており、17歳という若さで出産予定。
疎遠の母親を避け、妊娠したことも伝えていない。

 

アブリル(エマ・スアレス)

 

クララとバレリアの母親。
2人とは疎遠状態だったが、バレリアの妊娠のことをクララから聞き別荘へやってくる。

 

マテオ(エンリケ・アリソン)

 

バレリアの交際相手。
バレリアと同じ17歳で、バレリアのお腹の子の父親。

 

作品について

 

「母という名の女」の脚本・監督を手掛けたのはミシェル・フランコ監督。
監督作である「或る終焉」では、第68回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で脚本賞を受賞しています。


また、「父の秘密」では第65回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門でグランプリを受賞しています。

これらの作品は、あることがきっかけで崩れ落ちてしまう普通の人間を描いています。
どちらの作品もとても面白そうなので観てみたい!
「母という名の女」に関しても、一見普通に見える家族が母親の存在によって崩れていく様を描いていました。

観た感想と評価

 

あちゃみ
こわっ!!
これってホラー映画だっけ?

 

あることがきっかけで母から女に変わっていくアブリルがとても怖い・・・。
この女は一体何者なのか・・・?
母親って一体何なのか・・・?

ありえないけど、こんな女どこかにいそうだなぁと感じさせられる。
同性が観たらすごく嫌な気持ちになるかもしれません。
異性が観たら、女ってこえー!!って思うでしょうね。

 

子供が子供を孕む

母という名の女

 

妊娠中のバレリアは17歳という若さ。
そしてお腹の子供の父親も同じく17歳。
高校生くらいの年齢で見た目も幼くハッキリ言ってまだ子供です。
お姉ちゃんにご飯を作ってもらって、お姉ちゃんに部屋の掃除もしてもらって、自分のことなんて一切してないんじゃないかな。
マテオもバイトはしているけど定職にはついておらず、子供が生まれたら生活できるの?っていう状態・・・。
そしていざ子供が生まれたら、想像以上に育児が大変でお手上げ状態のバレリアと、父親に勘当されてしまったマテオ。

世の中には、同じように17歳で出産してちゃんと育児している人ももちろん沢山いるけれど、やっぱり若い年齢での計画的じゃない妊娠って、考えが甘すぎるだろって思ってしまいます。

疎遠だったアブリルが来たことで育児の手伝いをしてもらえて良かったかもしれないけど、最終的にアブリルにあんなことをされてしまっても、正直自業自得としか言えなかったです・・・。

 

アブリルの恐ろしい行動(ネタバレあり)

母という名の女

 

育児にお手上げ状態のバレリアは、夜中に子供がミルクを欲しがって泣いていても眠いからと言って起きなかったり、子供が熱を出して泣いていてもどうしたらいいかわからず自分も泣いてしまうという幼稚さ。
もちろん父親のマテオも育児の手助けなんてしません。
子供の機嫌がいい時だけ海に出かけたりしているだけ。
そりゃアブリルが代わりに面倒を見るようになっても仕方ないですよね。。

普通なら育児の手助けをしてバレリアにちゃんと母親になってもらえるようにするんだと思うけど、アブリルは違ったんですよね。

なんと、
ある日突然勝手に養子縁組をしてきてしまうんです。

理由は17歳の若さでは育児をすることは難しいから。
しかも元々マテオの行動に失望していた父親も同意。
そしてそのまま昔雇っていたお手伝いさんの元へ連れて行ってしまいます。

確かにまだ子供みたいなバレリアに母親を任せておいたら子供が心配だし、アブリルの気持ちもわからなくもないんだけど・・・アブリルの恐ろしさはこれで終わりじゃなかったんですよ・・・。

次にアブリルが手をつけたのは、
バレリアの交際相手のマテオちゃん・・・

しかも巧妙な手口でマテオちゃんをアブリルのマンションに住まわせちゃうんです・・・
まぁ、もともとの狙いがマテオだったんだと思うんだけどね。
子供は人質のようなもんです。

それからのアブリルは、完全に女全開。

洋服も若々しくなっていくし、いやらしい下着とかも買っちゃって、マテオが電話で話しているだけで「女?」とか聞いちゃう気持ち悪さ。

完全に心は17歳で止まっているんだなと思いました。(なんで17歳なのかは以下の項目に書いてあります。)

でも、幸せは長く続かないもので、バレリアが子供を取り返しにやってくるわけですが、そこからのアブリルの行動が一番怖かった・・・

ゾッとしたよね・・・😱

こいつは母親でもなく女でもなく、ただの怪物だと確信した瞬間でしたねー・・・。

 

あまり描かれていない過去(ネタバレ)

母という名の女

 

「母という名の女」は、メキシコの別荘で暮らす2人の姉妹の元に、疎遠だった母親が来たことで起きる恐ろしい出来事を描いた作品ですが、どうして母親と疎遠なのか、彼女たちの父親はどんな人物なのか、バレリアはどうして母親を避けているのか・・・など今に至るまでをあまり描いていません。

でも、映画の中のちょっとしたセリフや表情でなんとなくわかるんですよね。
なので、彼女たちの家庭環境はどんなものだったのかを予想してみようと思います。

アブリルは夫とは別れています。
元夫は映画の中でも少し出てくるんですが、若い女を作って出て行ってしまったようです。
その女との間には何人か子供もいてお手伝いさんもいてとても幸せそうに暮らしていることがわかります。

映画の中でアブリルは、クララに対してその元夫のことを「バレリアの父親」と話しています。
なのでおそらくですが、クララとバレリアは父親違いの姉妹ではないかと思いました。
実際2人とも全然似ていないし、体型も正反対。

父親が違うことを知っているのかはわからないけど、クララはバレリアに対して相当な嫉妬、妬みがあると思われます。
美しくて交際相手もいて子供も生まれて幸せそうな妹に対して、友達も少なく出会いもなく、真面目に働いていて見た目も太っている自分・・・挙げ句の果てには、部屋からいつも聞こえる喘ぎ声に、行為の後のシーツを片付けるという・・・そりゃ嫌になりますわな(^_^;)

そして疎遠の母親に時々連絡をしているクララ。
友達がいなくて頼れるのが母親だけなのかもしれないけど、アブリルに依存しているような管理下に置かれているような感じなんですよね。
アブリルが別荘に来てからのクララの行動は、完全にアブリルの言いなり状態で自分がないんです。
太っているからと病院に連れて行かれ下剤ダイエットをさせられ・・・(ごめん、ここは笑ってしまったw)
アブリルに車のキーを貸したり、アブリルと一緒にマテオの父親に会いに行ったり、なんかもう言いなりなんですよ。
それはそれでクララにとってはすごいストレスなんだろうなと思うんだけど、なんでそんなに依存しているのかは謎でしたね・・・。

強いて言うなら、バレリアのことをよく思っていないのを見ると、アブリルを使ってバレリアをめちゃくちゃにすることが目的だったのかなと。

恨みや妬みを持っている人って、その対象者が不幸に陥る姿を見るのが幸せだっていうじゃない?
そんな感じ。
だから、バレリアがアブリルに全てを奪われて嬉しかったんじゃないかな。こわっ・・・

そして謎が多い母親アブリルですが、映画の中でアブリルはバレリアと同じ17歳で子供を生んでいると言っています。
おそらくバレリアと同じように、計画的ではない妊娠だったんでしょうね。
まだ遊びたい年齢で子育てをしなければならなくなったことで自分の時間を奪われたと思っているようです。

そしてバレリアの出産の手助けをしてもらいたくて元夫の元へ行くも、門前払いをされてしまうアブリル。
幸せそうな元夫の家族を見たことで、彼女の中の女が目を覚ますんですね。

17歳での子育ては難しいということで、勝手に養子縁組をし子供を無理やり連れ去る・・・そして最終的にはマテオにも手を出すという恐ろしさ。

ただ、アブリルの私生活が謎だらけでした。
1人で高級マンションに住んでいて、ヨガ教室に通っているんですが、どうしてそんなにお金があるのかが謎でしたねー。
まぁ、元夫からもらっているのかもしれないし、男を上手に使っているのかもしれないけどね。
そんな感じだと、そりゃ娘たちも疎遠になりますよね・・・

とにかく、家庭環境はめちゃくちゃですね。

ラストのバレリアの行動を見ると、バレリアもアブリルと同じようなところがあるなと感じます。
子供は嫌でも親に似るんです。

個人評価は?

 

そのへんのホラー映画よりも怖かったですよー!

やっぱり一番怖いのは人間ですよねー😱
女って子供を生んだら母親になるけれど、だからと言って女を捨ててはいけないと思うし、女全開になってもいけないと思うし、その辺のコントロール?って難しいですよね。

確実に言えることは、子供は計画的に作ることなのかなーって。
私の周りにも、若くして子供ができちゃって、子供の手が離れてきた今、狂ったように遊びまくっているママさんいますからねー。
完全に子供と旦那放置しているので、そのうち大変なことになるんじゃないかと思ってますが・・・。

そして、これだけは言わせてください。

やっぱり男ってバカですね・・・

なんていうか、本当に単純でバカ。。みんながみんなそうじゃないけどね。

こんな奴が父親?ふざけんなw
この映画は、女の怖さの他に、マテオちゃんがどれだけバカな男かが最後まで楽しめる映画にもなっていますw

ぜひ観てみてくださいねー!

 

あちゃみ
個人評価は3.8です!

 

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Commentsこの記事についたコメント

2件のコメント
  • いごっそう612

    なかなか面白そうなストーリーですね。
    職場に50近くで女全開で自信にあふれている女性がいたことを思い出しました。
    20代の若い子に対抗心丸出しで、こんな女性もいるんだなあ~と驚いたことです。
    ちなみに、同僚の30代男が不倫関係になったりしてました

    脱線しましたが、確かに男はバカですね~
    いや、バカが多いと言わせてください。

    色々な感情をもってこの映画は観えそうです。
    Netflixで配信されたら観ます!

    ご紹介ありがとうございました。

    1月 7, 2019 8:34 pm
    • asami

      おもしろかったですよー!

      職場のその女性、50代で女全開はめっちゃめんどくさいですね。。(^_^;)
      結婚とかしていない場合は更にめんどくさい。。笑
      不倫関係にまでなってるなんて((((;゚Д゚)))
      相手の男の人、アホですね。。

      いごっそうさんも男性なのに、でかでかと男はバカって言ってしまってすいません(>人<;)笑
      でも、ほんとバカが多いですよ(^_^;)

      ぜひ、観てみてください(^^)

      1月 7, 2019 8:49 pm

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