彼女がその名を知らない鳥たち【感想】不快度MAXなのに涙が止まらない!

こんばんは、asamiです。

 

今日ご紹介する映画は、公開される前から見たい見たいと思っていて、劇場を探したら県内ではやらないと言うことがわかりめちゃくちゃ凹んだんだけど、でも公開されてからもう一度劇場検索をしてみたところ、車で30分くらいの映画館でのみ公開されているのを発見!嬉しくて飛んで行って見てきたわけでありますw

 

 

 

あらすじ


15歳年上の佐野陣治(阿部サダヲ)と暮らしている北原十和子(蒼井優)は、下品で汚く金もない陣治のことを嫌いながらも、陣治の稼ぎをあてにしながらどうしようもない毎日を送っていた。十和子は8年前に別れた男・黒崎(竹野内豊)のことを忘れられずにいたが、ある日その黒崎に似た雰囲気の妻子持ちの男・水島(松坂桃李)と出会い、彼との関係に溺れていく。そんな生活を送っていた時、訪ねてきた刑事から黒崎が行方不明だと言うことを知らされる。十和子は、「十和子のためなら何でもする」と言い、十和子を執拗に付け回したりと、度を超えた行動をとる陣治を、黒崎の失踪に関わっているのではないかと疑うようになり、やがて水島にも危険が及ぶのではないかと怯え始めるのだが・・・。

 

予告動画

 

 

個人評価

 

あちゃみ
めちゃくちゃ面白かった!!

 

作品について

 

この映画の原作者は、沼田まほかるさん。ちょっと前に見た映画、「ユリゴコロ」の原作者です!ユリゴコロもなかなか面白かったですよね!普通とは言えないような内容の物語を書くのが得意なんでしょうかね?こういうストーリー大好きです!監督は、「凶悪」・「日本で一番悪い奴ら」の白石和彌監督。凶悪、見たときは本当に恐怖を感じました。日本で一番悪い奴らは、内容がすごそうだからなかなか見ようと思えない。笑 そのうち見てみようかな。
ってことで、白石監督が手がけたわけですが、本当に面白かったです!たしか140分くらいあったんですが、あっという間に終わってしまって正直もっと詳しく見たかった!そう思えるくらいでした。「共感度0%、不快度100%  でもこれは、まぎれもない愛の物語」「あなたはこれを愛と呼べるか」などのキャッチコピーがあります。原作は未見での鑑賞です。
それでは、どんな映画だったのか感想いってみよー!

 

登場人物はみんなクズ!

 

この映画に出てくる登場人物は、本当にクズ!!とにかくクズっぷりがハンパない!
ネタバレするとつまらなくなるのであまり詳しくは書けませんが、とりあえず登場人物を軽く紹介。

 

主人公は蒼井優ちゃんが演じる十和子。この子は、男と同居しながら働きもせず、男の稼ぎをあてにしながら生活しています。しかも、暇つぶしなのか、時計店やレンタルショップにクレームの電話をかけたりするのが日課みたいですね。もうこれだけでイライラw
毎日に何も刺激がないから、なんだか悶々としているというか欲求不満な感じなんですよね。こんな女、どこかにいそうだなぁって感じ。

蒼井優ちゃんは、この役でアカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞しています!

 

そしてそんなクズ女と一緒に住んでいる男・陣治。阿部サダヲが演じているんですが、マジでヤバかった!仕事で日に焼けて真っ黒になった肌にボサボサの髪。そしてご飯を食べるときはクチャクチャ音を立てながら食べ、差し歯を外す・・・。
食べながら汚い靴下を脱ぎ捨て足の皮をむしり取る・・・。もう本当に汚いの!!!典型的な下品で不潔男を演じております。そんな陣治は、異常なくらいに十和子に執着してるんですよ。「十和子のためなら何でもできる!十和子を幸せにしてあげられるのは俺だけや!」ってね。
これを見ているだけだと、ただの異常なストーカーにしか見えなかったですねー。

 

十和子がクレームをした時計店の店員・水島。出会ってすぐ、十和子と不倫状態になります。ありえない展開で関係をもつシーンは、んなアホな!!ってビックリしたけどw
見た目もかっこよく、甘い言葉をささやきながら十和子を夢中にさせるその姿は、本当になかなかな男だなと思いましたねー。十和子もバカ女だから、コロッと騙されるんですよ。演じたのは松坂桃李ですが、この子はこういう悪い人間を演じている時の方が好きです。そして濡れ場がヤバかったです!ここまでやっちゃうのか!と。かなり頑張ったんじゃないかと思いますねー!

こちらの映画でも体を張ったすごい演技をしていますよ!

 

 

昔、十和子と交際していた男・黒崎。8年前に別れていて、その後行方不明になっています。いやーこの男が一番クズじゃないかなぁ。そこまでする!?って思ったもん。言っていることとやっていることがおかしい。でも、十和子が本当にバカ女だから、言いなりになっちゃうんだよね。甘い言葉を巧みに使ってとても優しいんだけれど、裏側を見たときはドン引きしました。演じたのは竹野内豊ですが、クズだけどかっこいいわぁ。いい体してる😻笑

 

そんな感じで、クズな女とクズな男たちが繰り広げる胸クソ映画となっているのですが、恋愛だけではなく、サスペンス的な要素が含まれているのでとても引き込まれました。

 

 

不快でたまらないのに、流れ出る涙

 

登場人物の紹介を読んでいただいただけで、結構不快だと思いますが、この映画はしょっぱなから本当に不快なんですよ。キャッチコピーにもあるように、不快度100%です。それなのに、あるところから涙が溢れてくるんですよ。私、エンドロールまで涙止まりませんでした。

 

もう本当に十和子がダメ女なんです。でも、なんだか十和子の気持ちもわかるんです。私には、十和子に対しては共感度0%ではなかったですねー。愛されたいんですよね。でも、愛されるってどんなことなのか、間違っているんです。だからどんどんダメ男にハマってしまうんだろうなって思いました。

そんな状態の十和子を異常なくらいに執着し続ける陣治は、十和子に心底嫌われていて何で一緒に住んでるの?って思うくらいの状態なんですよね。でも、陣治がなぜそこまで十和子に執着しているのかが後半に明らかになるんです。それを知った時は結構衝撃受けました。普通に考えるとありえない話なんですが、なんだか胸がいっぱいになって涙が止まらなくなりましたねー😭

ほとんど情報を知らない状態で見に行ったおかげで、話の展開にまんまと騙されたしビックリしましたよ!

 

愛の形は様々なんだな

 

陣治はとにかく見た目も食べ方とかも本当に汚くて、誰が見ても一緒にいたくないと思えるような人物なんですが、十和子が好きで十和子にただ笑ってもらいたくて、十和子を幸せにしたいって誰よりも思っているんですよね。だから、見ていて汚いって思う反面、十和子にウザがられる陣治はとてもかわいそうでした。嫌われているのに何でそこまでするの?信じられない!と何回も思いましたよ😢でも、衝撃の展開があってからは、陣治が今までしていた行動のすごさに驚くばかりでした。でもこれが陣治にとっての愛なんだなって思いました。

 

 

愛って何ですか?と聞かれても、これだという答えってないですよね。与えること、赦すこと、受け入れることなど・・・いろいろなことを愛と呼ぶと思います。

だから、十和子がダメ男たちに尽くしているのも十和子にとっては愛だと思うし、陣治が十和子にしたことも陣治にとっては愛なんですよね。はたから見たら、間違ってるって思ったり愛なんかじゃないって思うかもしれないですが、本人からしたらそれが愛なんです。そう考えると、陣治の愛は間違っていたとは思うけれど、すごかったなぁ。

 

愛って、人を幸せにできるとは限らないですよね。与え過ぎても相手がダメになっていくし。そして、相手はそれを愛だと気づいていないこともある。気づいた時にはすでに手遅れ状態になっていることが多いんですよね。この映画を見て、すごく感じました。難しい・・・。愛って・・・なんなんでしょうね。←

 

まとめ

 

ありえないような話なんですが、すごく引き込まれてあっという間に見終わってしまいました。終始不快で終わる人もいると思うし、私のように少しだけ共感できる人もいるんじゃないかなーと思います。キャッチコピーで、「あなたはこれを愛と呼べるか」とありましたが、私はこれを愛と呼べる!と言いたいです!いろんな人がいるんだから、こんな恋愛だってないとは言えないです。
見終わった後は陣治のことについて考えました。陣治は幸せだったのかな?って、すごく胸が痛みました。相手の愛に気づくことができない人間にはなりたくないし、当たり前だと思ってしまう人間にもなりたくないですね。いろいろ考えさせられたし、映画館で見ることができてよかったです!普通の恋愛映画に飽きた人は是非見てみてね!

 

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👋👋👋